第一三共ヘルスケア株式会社
マーケティング部企画グループ 主査
第一三共ヘルスケア株式会社
営業統括部SP第一グループ 課長代理
導入の目的
マーケティング部に配属された部員に対してマーケティングの知識の習熟度を測る
実際の効果
・マーケティング検定によってマーケティングの習熟度を客観的に確認できた
・マーケティング検定の学習を通して、実務に活かせる内容を身につけることができた
御社の事業内容について教えてください。
酒井さん:ドラッグストア・薬局等を通じて医薬品、医薬部外品、化粧品等を販売しています。製薬企業として科学的に根拠のある品質を大切にしながら、医薬品のみならず、スキンケア、オーラルケアと業容を広げてきました。海外展開も行っている他、近年ではグループ会社の株式会社アイムでスキンケア・健康食品を主とした通信販売事業にも力を注いでいます。
マーケティング検定を導入したきっかけや導入までの流れを教えてください。
酒井さん:弊社ではマーケティング部のブランドマネージャーを中心に、日本マーケティング協会(以下、JMA)の教育研修コースを採用しています。3年間でブランドマネージャーが一人前になれるように研修体制を整えています。
具体的には、マーケティング部に配属になった1年目の人はJMAの「マーケティング・ベーシックコース」を受講し、2~3年目には顧客視点のマーケティング戦略を学ぶために弊社のオリジナルで「マーケティングカレッジ」という実践的な研修を行います。4年目以降の人はJMAの「マーケティング・マスターコース」を受講するという流れです。
この研修体制において、教育効果を測る客観的な指標が必要であるため、マーケティング検定を採用しました。配属1年目の人には、マーケティング検定3級を受験してもらい、マーケティングの基礎が身についているかを確認します。4年目以降の人には、マーケティング検定2級試験を受験してもらい、弊社が求めているマーケティングレベルに達成しているか、あるいはJMAの「マーケティング・マスターコース」を受講できるレベルに達しているかを確認しています。
マーケティング検定の受験までの流れを教えてください。
酒井さん:JMAの「マーケティング・ベーシックコース」の受講を終えた1年目の方には、マーケティング検定3級試験対策のEラーニング講座と書籍「ベーシック・マーケティング(第2版)」を社内で準備して検定の学習をしてもらいます。事業年度終わりの1月~3月の間にマーケティングの基礎が身についているかを確認するために検定3級を受けてもらうようにしています。
採用担当者の目線で感じた効果はありましたか?
酒井さん:マーケティング検定3級に関してはマーケティング・ベーシックコースやEラーニング講座を真面目に受講してくれていますので全員合格しています。マーケティングの基礎はしっかりと身についたと感じています。
マーケティング検定2級を勉強してよかった点はどのような点でしょうか?
錦織さん:私は「マーケティング検定2級試験 公式問題集&解説 上下巻」を中心に学習しました。実際にビジネスの現場で実現できそうな内容が多かったです。例えば、価格の設定は商品を販売するうえで非常に重要な要素です。自らブランド担当として2020年度発売した新製品は、価格設定について詰めが甘かったと検定2級試験の勉強を通して感じました。2021年度のマーケティング戦略にはそれを活かすことができましたので、勉強してとてもよかったです。また、経営者視点の内容も多かったと思います。今担当している実務では中々活用できませんが、そこを勉強できたことは価値があると思っています。
マーケティング検定2級試験はどれくらい勉強されましたか。
錦織さん:学習期間としては約2ヶ月です。本来、試験に関する私自身の勉強スタイルは一夜漬けタイプです。しかし、今回は単に受かるためではなく、自分の業務に活かせる内容でしたので、きちんと身につけるためにコツコツ時間を掛けて勉強しました。
マーケティング検定に期待することはありますか?
酒井さん:マーケティング検定合格者が今後増えて、世間に認知されていけば、自然と価値が高まるのではないかと思っております。
錦織さん:マーケティング検定2級試験はスタートして間もないので、これから合格者が増えていけば今後価値が醸成されていくと思います。
第一三共ヘルスケア株式会社
代表者
代表取締役社長 吉田 勝彦 (よしだ かつひこ)
売上高
685億円(2020年3月期)
事業概要
医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、食品、飲料水等の製造および売買など