「いつでも予約」のウェブが7割。年末年始の交通機関・宿泊予約

「いつでも予約」のウェブが7割。年末年始の交通機関・宿泊予約

移動する人が多い年末年始の時期に公共交通機関や宿泊施設を利用した方に、チケット手配や予約について調査をしました。

 

調査結果

 

◇公共交通機関のチケット手配、ウェブが主流だが窓口も健在(図1、2)

最近はウェブ経由で公共交通機関のチケットを手配する人が多くなっています。ウェブでの手配は、セキュリティ面で不安を持つ人もいるようですが、時間や場所を選ばないことやお得なチケットがあるというのが魅力です。

ただし、窓口も、「相談できる」「わかりやすい」イメージで支持されています。実際その手配方法を利用している人と、一般に持たれているイメージでギャップがあるのが、窓口ユーザーの「お得」というイメージ、ウェブ手配ユーザーの「座席指定が簡単」というイメージです。使ってみて実感する、このようなメリットがもっと周知されると、利用者側の使い分けに役立ちそうです。

 

◇宿泊先はウェブで比較して手配(図3、4)

宿泊の手配は、殆どがウェブを利用しています。時間や場所を選ばず予約できるということもありますが、宿泊先のファシリティの画像を見たりして比較しやすいことも利点なのでしょう。しかし、利用者の視点で見ると、窓口もお得で比較しやすく、わかりやすいイメージがもたれています。

 

◇交通機関のチケット手配や宿泊先の予約、20~30代はスマホ/タブレット、40代以上はPCで(図3)

交通機関のチケットと宿泊先手配の方法を年代別に見ると、ウェブ利用の際に20~30代はスマホ/タブレットを利用する人が多いです。最近は多くのシニアがインターネットを使えるようになっているため、60代でもウェブで手配する人が多いですが、画面の小さなスマホやタブレットでの予約は苦手なのか、PC経由の方が多くなっています。

 

R&D's View


◇デジタルテクノロジーの強みを生かすだけでなく、利用者の利便性に主眼を置くことが重要

最近、書類はデジタル化されるし、情報収集やコミュニケーションもネット利用が多くなっていますが、今回の調査で窓口の良さを認める人がそれなりに居たということは、人を介した方が決めやすいということもあるのではないでしょうか。ウェブは情報量が多いものの、それを自分で集めて判断しなければならないため、却って選びにくさを感じることもありますから。

とは言え、今後、労働人口の減少や働き方改革が進めば、人手を使うことは更にコストが嵩む選択肢となるでしょう。デジタルテクノロジーと人が提供するサービスそれぞれの良さを融合して、ユーザーが選びやすく、決めやすい情報提供方法が開発されることを望みます。

 

クリックして拡大(図1~4)

 

無料ダウンロードデータ集「年末年始の移動に関する調査」には、以下の内容を掲載しています。

●年末年始の外出の移動手段(外出目的別、ライフステージ別)
●移動手段の比較
●年末年始の移動の際の公共交通機関のチケット手配方法(移動手段別、ライフステージ別)
●年末年始の移動の際の公共交通機関のチケット手配方法(移動手段別、性・年代別)
●公共交通機関のチケット手配方法の良い点/良くない点
●宿泊先の手配方法(移動目的別、性・年代別)
●年末年始の宿泊先の予約方法
●宿泊施設の予約方法の良い点/良くない点
●年末年始の交通機関やクルマを使った外出の目的(性・年代別、ライフステージ別)

 

調査概要

 

調査対象

全国20~69歳、ネットリサーチモニター男女/年末年始に公共交通機関・クルマで外出した人

調査手法

インターネット調査

調査実施期間

2020年1月15~17日

サンプル数

合計 3,169サンプル
調査実施機関 株式会社リサーチ・アンド・ディベロプメント

サンプル数内訳

 

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<例>「(株)リサーチ・アンド・ディベロプメントが実施した調査によると・・・」

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