その他事業

JMAサロン2024

 

JMAサロンは会員社間の交流の場として1982年から開設しメンバーをトップマネジメントクラスに限定した伝統あるコミュニティです。これまで40年間、ビジネス・スポーツ・文化・芸術・政治・マーケティング等、各界の話題性のある方々をスピーカーにお招きし230回超にわたり開催してまいりました。お仕事の後、港区虎ノ門のホテルオークラ東京にてアペリティフと着席スタイルのフランス料理を愉しみながら社交の場としてお役立てください。
「JMAサロン2024」は24年7月から25年5月まで隔月で6回開催いたします。年間6回分をまとめてお申込みいただいた方を「サロンメンバー」とし素敵な特典をご用意しております。もちろん関心のあるテーマに単発でもご参加いただけます。是非ご登録をご検討ください。

 

募集要項

開催時間

毎回18時〜20時30分

 

会場

ホテルオークラ東京

東京都港区虎ノ門2丁目10ー4

アクセス https://theokuratokyo.jp/access/

 

参加費

年間メンバー登録費:264,000円(6回分・飲食代込み、税込)

メンバーご登録の方が欠席の場合には、代理の方にご出席いただきます。

 

ビジター参加費:49,500円(1回分・飲食代込み、税込)

ビジター参加は人数に限りがありますのでご了承ください。

 

メンバー特典

メンバー無料招待枠

年に1回、メンバーのお知り合いをお一人無料でご招待します。社内外どなたでも結構です。

 

自社商品・サービスのPR

サロン出席者に向けて、受付で書籍や新商品のサンプリングなどをしていただきます。

 

お申込み

年間メンバーへお申し込みの方

今年度のお申し込みは締切ました。

ビジター参加へお申し込みの方

2024 年 11/29(金) 三屋 裕子氏

JMAサロン2024 三屋裕子氏

2025 年 1/21(火) 高橋 祥子氏

JMAサロン2024 高橋祥子氏

2025 年 3/18(火) 島崎 大氏

JMAサロン2024 島崎大氏

2025 年 5/20(火) 田内 学氏

JMAサロン2024 田内学氏

担当/公益社団法人日本マーケティング協会 中村佳代子
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主催

公益社団法人日本マーケティング協会 会長 藤重貞慶

サロン委員長:株式会社テレビ朝日 取締役 橋本 昇

 

2023年度の登壇実績

 

話題のスペシャルゲストをお招きし、少人数のサロンならではの「ここでしか聴くことのできないお話」をお楽しみいただきます。各界をリードする企業の参加者同士のネットワーキングも充実しております。

 

本願寺執行長
安永 雄玄 氏
第227回

ビジネス経験を活かしお寺にイノベーションを。『選ばれる本願寺』を目指して

WBC前監督
栗山 英樹 氏
第228回

侍ジャパンを勝利に導いた栗山監督流「組織のつくり方」「人の育て方」

事業構想大学院大学 学長
田中 里沙 氏
第229回

事業構想大学院大学における起業家排出への動き、地域活性化

経済思想家・東京大学 大学院准教授
斎藤 幸平 氏
第230回

ポストコロナ時代の新しい社会のあり方

脳科学者
茂木 健一郎 氏
第231回

AI時代の脳の使い方

法政大学大学院 教授
高田 朝子 氏
第232回

ジェンダーギャップ解消へ向けた、女性リーダー育成

 

2024年度以降の関東学生マーケティング大会のページは、
https://sites.google.com/view/kanto-marketing-new/ にてリニューアルいたしました。
お問い合わせは、このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 までお願いいたします。

 

2023年テーマ「きづくマーケティング」

本年度のテーマは「きずくマーケティング」です。コロナ禍を乗り越えた今、世の中の変化や新しいことに「気づき」、そして未来を「築いて」いくマーケティングを目指します。
★2023年関東学生マーケティング大会運営委員:守口・清水・高岡ゼミナール

2023年度スケジュール

開会式

日時: 6月10日 (土) 14:45~17:30

会場:早稲田大学 早稲田キャンパス

中間発表

日時: 9月 9日 (土) 13:00~17:30

会場:早稲田大学 早稲田キャンパス

論文提出

日時:10月27日 (金)

最終発表

日時:11月18日 (土)、25(土)08:50~19:00

会場:早稲田大学 早稲田キャンパス

2023 関東学生マーケティング大会参加大学、ゼミ

15大学 20ゼミナール

喜悦大学 國田ゼミ 慶應義塾大学 清水ゼミ
慶應義塾大学 里村ゼミ 慶應義塾大学 山本晶ゼミ
専修大学 八島ゼミ 専修大学 奥瀬ゼミ
中央大学 久保ゼミ 中央大学 寺本ゼミ
東京経済大学 森岡ゼミ 東洋大学 石田ゼミ
法政大学 竹内ゼミ 明治学院大学 赤松ゼミ
横浜国立大学 鶴見ゼミ 横浜国立大学 寺本ゼミ
立教大学 有馬ゼミ 立教大学 高岡ゼミ
早稲田大学 久保ゼミ 早稲田大学 守口ゼミ
千葉商科大学 西井ゼミ 目白大学 鴇田ゼミ
埼玉大学 川端ゼミ  

 

本大会における審査方法について

論文審査

2次審査制

字 数:12,000字以上~18,000字以内(図表、後付け含)


提出日:2023年10月27日(金曜)

 

 

プレゼン審査

3次審査制

発表日:2023年11月18日(土曜)・11月25日(土曜)

 

 

 

論文とプレゼンの審査基準
表彰対象

チャレンジプロジェクト

チャレンジプロジェクトは、関東学生マーケティング大会の一環であり、学生が主体となる企業との共同研究です。
主に夏季休暇期間内に実施されます。
当プロジェクトの各年度のテーマは大会記録をご参照ください。

目的

学びと成長


「学び」=気づき=多くの交流を通して現段階の自分を見つめること、新しい視点を持つこと
「成長」=知識と経験が今後の学生生活や社会人生活に活かされること

目標

①チャレプロに参加している学生は今までに学んだマーケティングの知識を存分に発揮し、企業は実務的意見を与えることで、互いの視野を広げる
②チャレプロに参加している学生は大学・ゼミの枠を超えて協力して研究を行ない、交流することでそれぞれの視野を広げる
③チャレプロで得た知識を関東マーケティング大会に還元する

理想像

多くの気づきを与え、知識と経験が今後の学生生活や社会人生活に活かされる状態。
目的を達成している状態

 

関東学生マーケティング大会応援企業(社名順)

 

アイリスオーヤマ株式会社
イグニション・ポイント株式会社
EY Japan
株式会社インテージ
株式会社MCデータプラス
グーグル合同会社
グラムコ株式会社
株式会社ショッパーインサイト
株式会社野村総合研究所
株式会社博報堂
日経広告研究所
日産自動車株式会社
日本電気株式会社
国立大学法人
北陸先端科学技術大学院大学
ポッカサッポロ
フード&ビバレッジ株式会社
株式会社マーケティング
アプリケーションズ
株式会社マクロミル
ライオン株式会社
株式会社ローソン

 

日本マーケティング大賞について

公益社団法人 日本マーケティング協会創立50周年を契機に創設された『日本マーケティング大賞』では、総合的に周到なマーケティング計画のもと目覚ましい成果を上げたプロジェクトを大賞として選出するとともに、特定の分野でのすぐれたプロジェクトを奨励賞として発掘するなど、マーケティングの意義を高める表彰をおこなっています。

 

日本マーケティング大賞推薦について

第15回日本マーケティング大賞をご選考させていただくにあたり、貴社自身のご活動のご推薦(自薦)や、貴社と関わりが無くても優れたプロジェクトのご推薦(他薦)をお願いいたします。

選考にあたっては、皆様よりご推薦を受けた候補を、別記の選考委員会が検討・選定する二段方式を取ることと致しました。つきましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

推薦要綱

①対象活動: 社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

 

例えば下記のような視点でご推薦ください。

  •  新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  •  新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  •  生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  •  社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  •  BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  •  グローバル市場で成果のあった活動
  •  マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  •  オリジナルな新しいビジネスモデルを構築した活動
  •  地域特性を活かしたマーケティング活動
  •  規模が小さくても、キラリと光る活動
  •  上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)

 

②対象範囲 : 日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含みます)

 

③対象期間 : 2022年1月1日から2022年12月31日までの企業(組織)の活動

(対象期間以前より進行中で、この期間にブレイクしたプロジェクトも対象とします。
またこの期間以降継続が見込まれるプロジェクトも対象に含みます。)

*第1~14回にエントリー戴いたプロジェクトも継続性があれば、再推薦(応募)可能です。

募集〆切 2023年1月27日

お問い合わせの場合は、大変恐縮ですがお問い合わせフォームよりご連絡お願いします。

 

日本マーケティング大賞推薦フォーム

WORD版はこちら

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2022.9月現在

(敬称略)

 

実行委員長 藤重 貞慶 JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長 内田 和成 JMA理事長(早稲田大学 名誉教授)
委 員 石井 直 JMA副会長(㈱電通 相談役)
石原 進 JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 特別顧問)
廣瀬 兼三 JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役会長) 
辰馬 政夫 JMA副会長(㈱電通 執行役員 関西・中部統括 関西支社長) 
高石 一朝 JMA専務理事

 

選考委員長 近藤 豊和 産業経済新聞社 上席執行役員 東京メディア営業局長
選考副委員長 磯貝 智崇 アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員

委 員

 

 

 

 

 

 

 

 

恩藏  直人 早稲田大学 商学学術院 教授
古川 一郎 一橋大学名誉教授、武蔵野大学 経営学部長
里村 卓也 慶應義塾大学 商学部 教授
山下 竜治 朝日新聞社 メディアビジネス局長補佐
清水 二郎 アサヒビール㈱ マーケティング本部 副本部長 執行役員
岡本 達也 味の素㈱ 執行役常務 食品事業本部副事業本部長
白田 健彦 ㈱ADKマーケティング・ソリューションズ 事業役員
メディア&ソリューション統括補佐 EXデザインセンター長
高島 祐一郎 ㈱講談社 販売局局次長 兼 宣伝部部長
岡部 純子 産業経済新聞社 メディア営業局 業務推進部長
望月 良輔 資生堂ジャパン㈱ プレミアムブランド事業本部
プレミアムブランド マーケティング本部 エリクシール・アネッサ
マーケティング部 バイスプレジデント
久保田 哲 ㈱DNPコミュニケーションデザイン 代表取締役社長
鈴木 禎久 ㈱電通 執行役員【JMA 理事】
岩﨑  拓 ㈱博報堂 執行役員【JMA 理事】

 

運営事務局 竹原 聖人 日本マーケティング協会 事務局長
川井 直人 日本マーケティング協会 研究開発局 エグゼクティブコンサルタント
水戸 信之 日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
和泉 宏 日本マーケティング協会 九州支部 事務局長   
梶原 仁 日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長 
伊藤 梓沙 日本マーケティング協会 業務推進局

 

各受賞プロジェクトのご紹介

2021年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」選考委員会(選考委員長・牧江邦幸 日本経済新聞社 執行役員 メディアビジネス担当 )は、「第14回日本マーケティング大賞 グランプリ」に、「スーパードライ イノベーティブマーケティング~With コロナ時代の新しいビール飲用価値~/ アサヒビール株式会社」を選出しました。

また、「準グランプリ」に、「KATE「no more rules.」パーパスブランディング」を選出、奨励賞5件、地域賞3件を選びましたので発表します。

 

日本マーケティング大賞
選考基準
総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

スーパードライイノベーティブマーケティング~With コロナ時代の新しいビール飲用価値~
アサヒビール株式会社

 

受賞理由

コロナ禍におけるビール飲用のインサイトを捉え、スーパードライ(以下 SD)から消費者が心から感動するイノベーションを提供する事に挑戦。

「SD 生ジョッキ缶」は、“缶ビールなのに、まるでお店の生ジョッキ”をコンセプトに新発売。商品特長としてフタが 360°開き、きめ細かい泡が自然に出てくるので、ジョッキのようにゴクゴク楽しめる事、フタや飲み口は手や口が切れない安心設計である事が挙げられる。発売後、体験したお客様が次々に SNS へ発信し社会現象に。お客様が一気に集中した結果、全業態発売後の翌日に一時休売となった。

また「SD VIRTUAL BAR」では、“会えなくたって、乾杯!”をコンセプトに、日本でいち早く「オンライン飲み会」を開催。1 度に 1000 人が集まれるプラットフォームでイベントやゲームを楽しみつつ、1000 人で乾杯するという今までにないブランド体験を提供。新時代の新しい乾杯のカタチを作った。

 

日本マーケティング大賞 準グランプリ
選考基準
グランプリに準じる成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

ロナ禍のピンチをチャンスに!300 万個売れるヒット商品&週間 200 万回利用の顧客体験変革で堂々のメイク市場 No.1 達成!KATEno more rules.」パーパスブランディング 
花王株式会社「KATE

 

受賞理由

コロナ禍でメイクをする機会が減り、厳しい状況にあるメイク市場において、「no more rules.」(自分を縛る、ルールを壊せ)というブランドパーパスを起点に、「メイクにもっと自由を」という想いを、商品開発から顧客体験に至るまで、一貫して実現すべくパーパスブランディングへシフト。

マスクもメイクという、メイクの枠を超えた小顔シルエットマスクや、マスクをしていてもオシャレをしたいインサイトを捉えた、マスクを外しても色落ちしにくいリップモンスターの発売によって、メイク市場に新たな価値を提案。更に、コロナ禍における行動制限を、デジタル転換のチャンスと捉え、新しい自己表現メイクを 1to1 でサポートする LINE 公式アカウント内サービス「KATE MAKEUP LAB.」の開設、店頭での非接触型体験を可能にしたデジタルテスターなど、コロナ禍でも喚起した興味を逃さず顧客化するデジタル体験を創造し、顧客とつながりながら継続した情報発信を実現。

パーパスブランディングと DX でコロナ禍でのピンチをチャンスに変え、メイク市場全体で売上シェア No.1 を獲得。

 

 

日本マーケティング大賞 奨励賞
選考基準
独自性や先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽など、規模は小さいながらもキラリと光るマーケティング・プロジェクトを選考委員会で選定。

一夜限りの「流れ星新幹線」特別運行 
九州旅客鉄道株式会社

 

受賞理由

九州新幹線開業から 10 周年の節目を迎え、コロナ禍の日本、九州に希望の光を灯し、明るい未来を自分たちの手で繋いでいくため、新たなプロジェクトを発足した。

これまでの感謝の気持ちと、明るい未来を願って、一夜限りの「流れ星新幹線」を特別運行するという前代未聞の計画である。

そして、2021 年 3 月 14 日、全国から寄せられた 8,350 点の願いを乗せて、「流れ星新幹線」が特別運行。沿線、ビューイング特設会場及び同時中継によるオンライン配信等、それぞれの場所やそれぞれの方法で多くの方々がこのイベントにご参加いただいた。

運行後の「流れ星新幹線」の反響は大きく、これまで築いてきた地域の皆さまとの絆を改めて感じることができたプロジェクトとなった。

 

なくそう、おうちのフードロス。「B 面レシピプロジェクト」
株式会社 Mizkan

 

受賞理由

「食品ロス」は世界的な社会課題である一方、「規模が大きすぎる」「一部の意識高い人の取り組み」と多くの生活者とはまだまだ距離がある。

より身近な解決策を見出すために、ミツカンが着目したのは「従来のレシピのあり方」。実はレシピには「1/2 個」や「1/3 本」などの分数表記が多いため、レシピ通りに調理すれば自然に食材が余り、家庭の「食品ロス」を引き起こしてしまう。

そこで、余った食材でもう1品作れるレシピを提案し、食品ロス削減を目指す「B 面レシピプロジェクト」を始動。中でも食材をたくさん使う「鍋」の「B 面レシピ」を広げるために、ミツカンの主力商品である「鍋つゆ」のパッケージ裏面に B 面レシピを記載し、販売した。

「ごま豆乳鍋」の余り食材から「天津飯」が、「焼きあごだし鍋」から「あんかけ焼きそば」が作れるなど、「普段の料理」という小さな日常のアクションから食品ロス削減に自然に参加できるきっかけを提供した。。

 

『剃るに自由を』 コミュニュケーション
貝印株式会社

 

受賞理由

刃物メーカーである貝印は、10代~20代のブランド認知率が低下し、ブランド高齢化が課題にあった。そこで、若年層が多様な価値観を持ち始めてることに着目。

100 年以上お客様に寄り添ってきた貝印は、剃る剃らないの自由な選択ができる世の中を目指し、『剃るに自由を』をテーマにコミュニュケーションを実施した。

第1弾は、バーチャルモデルを起用し、『剃るに自由を』を訴える広告を、若年層が集まる渋谷で実施。第2弾は、正しい剃り方や毛の知識を学ぶための本『FIRST SHAVE BOOK(ファーストシェイブブック)』を開発し、渋谷や教育機関で配布した。

結果として、若年層の認知率が 10%増加し、ブランド高齢化の解決を果たした。。

 

~工場で生まれるふぞろい品の発売でフードロス削減へ~
『ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品』

江崎グリコ株式会社

 

受賞理由

工場の製造過程でチョコレート部分に空洞が出たり、形が少し欠けたりしたジャイアントカプリコを 10 個詰め合わせた「ジャイアントカプリコ<いちご>ふぞろい品」を発売。

製造工程で発生するふぞろいな形の製品を無駄にすることなく、フードロス解決の一助につなげたいとの思いから、社内の製品化基準を見直し、販売につなげた。社会課題として多くの消費者が関心を持っている「食品ロス」に対して、ユニークなアプローチで気づきを促すことができた。
「カタチがふぞろいだけどおいしさは変わらない、ふぞろいさも個性の一つとして認めて欲しい」というコミュニケーションも合わせて実施。

若年層を中心として SNS での支持が広がり、発売日には多くの方が江崎グリコのショップ「ぐりこ・や」に来店され、各メディアの報道に取り上げられた。

 

日本初!自治体が運営する移住の共創型オープンプラットフォーム「リモート市役所」
長野県佐久市

 

受賞理由

「リモート市役所」 とは、自治体初となるビジネスチャットツール Slack を活用した移住のオープンプラットフォームです。リモート市役所上で、佐久市や移住について、気軽にやりとりができ、参加者同士で交流が持てるサービスとなっており、2022 年 5 月現在で参加者数は 1700 名を超えました。

そして、「市民」や「移住希望者」、「関係人口」、「リモート市役所課長」、「職員」など、移住はしないけど応援したい、関わり合いたい人が、自身と佐久市への関係性や関わりしろに応じた「リモート市民」の枠組みも作りました。
また、このプラットフォームは、リモート市民同士の交流だけでなく、アイディアプラットフォームとしても活用できるようにしています。

このアイディアプラットフォームから 5 カ月で、移住希望者のための WEB サービス「Shijuly(シジュリー)」や、オンラインイベント「職員カイギ!」、ラジオ「FM リモート市役所」という 3 つのアイディアを具現化しました。

 

日本マーケティング大賞 地域賞
選考基準
優れたマーケティング・プロジェクトであることに加えて、経営資源が地域にあること、地域活性化に資すること、地域の特徴を活かした事業であることが条件。日本マーケティング協会の関西、九州、北海道支部でそれぞれ選考し、実行委員会・選考委員会が承認する。

モノづくりを実現する実学の実践拠点 THE GARAGE
学校法人近畿大学/関西地区

 

受賞理由

THE GARAGE は、大学と企業の垣根を超えたモノづくりの真剣勝負の場。地元東大阪や八尾の中小企業や教員、学生など、多様な個性をぶつけ合い、専門領域を超えた試行錯誤を繰り返しながら、共に社会問題に立ち向かう。

その具体的活動としては、
①東大阪のモノづくり企業が持つ特殊な素材を集めて常設展示す「MATERIAL ゾーン」設置。
地元企業の有する素材や新たな可能性を創造する素材などを展示。実際に手に取り、質感や重量などを直に感じることができ、施設に関わる地元企業、学生に対して、課題を解決する機会を提供。

②会員企業や学生・教員が自由に交流できる場の設置。
企業、学内リソースとを「マッチング」させ、新しいモノづくりに対する「コンサルティング」体制を確立。地元企業の課題や社会課題に対して、GARAGE を基点にモノづくりで解決していくための環境を整備した。

 

かしいかえん笑顔の閉園プロジェクト
西日本鉄道株式会社/九州地区

 

受賞理由

65 年にわたり多くの方々に愛された「かしいかえん」の閉園にあたり、その感謝の気持ちから、お客様・地域・従業員にとってスマイルエンディングとする為、「笑顔の花を咲かせましょ」のテーマのもと閉園施策を、西日本鉄道と西鉄エージェンシーで企画・実施し、12 月 30 日に無事閉園を迎えた。

①夢を咲かせようプロジェクト最後にやりたいこと、叶えたい夢を一般募集し、「結婚式」「スタッフになりたい」「地域の祭りをしたい」(地元校区)等 16 件を実現

②なつかしいかえんプロジェクト西鉄所蔵アーカイブ写真の園内展示や、思い出写真投稿、過去の催事ポスターを展示した特別列車運行など実施

③かしいかエンドレスプロジェクト閉園後も思い出を留めて頂きたいとの想いから、園内の花木等をプレゼントし、地域等に継承した④メッセージ企画近隣の九産大芸術学部や地元小学生が壁に樹などを描き、一般の方々が投稿したメッセージカード(花形)により満開となった。

 

未来のきみに贈る歌(#ミラ歌)
北海道新聞社(未来のきみに贈る歌実行委員会)/北海道地区

 

受賞理由

コロナ禍で部活や学校行事が中止になった高校3年生の思い出づくりを応援しようと、2021 年の卒業式シーズンに照準を当てて音楽、映像、新聞などを組み合わせた「未来のきみに贈る歌(#ミラ歌)プロジェクト」を展開。

北海道と道教委の事業の一環として、「GLAY」や北海道とゆかりのある著名人の協力を得て企画し、道内外50以上の企業・団体から協力、協賛を得て実施した。

3月1日の公立高校の卒業式に合わせ、高校3年生の写真と思い、著名人のメッセージなどを掲載した特集紙面を地域別に4タイプ展開。GLAYの楽曲にのせて、ミュージックビデオも 4 本制作してインターネット上で公開した。

さらに、その紙面と人気漫画「銀魂(ぎんたま)」のイラストとGLAYの写真入りの特製ギフトカードを道内の卒業生4万1千人に贈呈し、道内5か所で写真展も開催。

SNS を中心に[感動した」「泣ける」「なんて素敵な企画」といった共感の声が多数寄せられた。

 

第14回日本マーケティング大賞 概要

『日本マーケティング大賞』は、厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体等の組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施されました。14回目となる本年は、日本の市場が成熟化する中で、成長につながる創意工夫が凝らされたプロジェクトが多くエントリー、厳選な審査の中から上記が選出されました。
対象活動
社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

<対象活動の具体例>
  • a 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • b 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • c 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • d 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • e BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • f グローバル市場で成果のあった活動
  • g マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • h オリジナルな新しいビジネスモデルの構築
  • i 規模が小さくても、キラリと光る活動
  • j 地域特性を活かしたマーケティング活動
  • k 上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)
対象範囲
日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含む)
対象期間
2021年1月1日から2021年12月31日までの企業・自治体・団体の活動
推薦資格
日本マーケティング協会会員および日本マーケティング学会会員(自薦・他薦を含む)
審査方法
選考委員により、推薦資料を基に追加情報を含めて討議を実施し、選定
審査結果
2022年6月19日 「日本マーケティング大賞 表彰式」にて各賞贈呈
選考委員
「日本マーケティング大賞」選考委員会(産業界・学界から14委員)
選考委員長:牧江 邦彦(日本経済新聞社 執行役員役 メディアビジネス担当)
主  催
公益社団法人 日本マーケティング協会
協  力
日本マーケティング学会
後  援
経済産業省

 

 

2021.8月20日現在

(敬称略)

 

実行委員長 藤重 貞慶 JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長 内田 和成 JMA理事長(早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授)
委 員 石井 直 JMA副会長(㈱電通 会長(顧問))
石原 進 JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 特別顧問)
廣瀬 兼三 JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役会長) 
辰馬 政夫 JMA副会長(㈱電通 執行役員 関西支社長) 
高石 一朝 JMA専務理事

 

選考委員長 牧江 邦幸 日本経済新聞社 執行役員 メディアビジネス担当
選考副委員長 磯貝 智崇 アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員

委 員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恩藏  直人 早稲田大学 商学学術院 教授
古川 一郎 一橋大学名誉教授、武蔵野大学経営学部長
杉谷 陽子 上智大学 経済学部教授
奥野 圭

㈱フォトワークス 企画開発部 企画開発部 チーフマーケター 
横浜商科大学非常勤講師

鈴木 禎久 ㈱電通 執行役員【JMA 理事】
岩崎 拓 ㈱博報堂 MDXユニット 執行役員【JMA 理事】
岡山 晃久 パナソニック㈱ コンシューマーマーケティングジャパン本部
コミュニケーション部 部長【JMA 理事】
鈴木 裕一 産業経済新聞社 取締役 営業統括 媒体統括【JMA理事】
吉田 竹毅 日本経済新聞社 コンテンツユニット ユニット長補佐
鈴木 由美子 ㈱ロッテ   マーケティング本部 情報クリエイティブ部 部長
清水 二郎 アサビビール㈱ マーケティング本部 副本部長 執行役員
久保田 哲 大日本印刷㈱ 情報イノベーション事業部DXセンター長

 

運営事務局 竹原 聖人 日本マーケティング協会 事務局長
川井 直人 日本マーケティング協会 研究開発局 エグゼクティブコンサルタント
河西 章宏 日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
水戸 信之 日本マーケティング協会 関西支部 エグゼクティブマネージャー
和泉 宏 日本マーケティング協会 九州支部 事務局長   
梶原 仁 日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長 
伊藤 梓沙 日本マーケティング協会 業務推進局
   

 

 
 
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第16回日本マーケティング大賞

日本マーケティング大賞について

公益社団法人 日本マーケティング協会創立50周年を契機に創設された『日本マーケティング大賞』では、総合的に周到なマーケティング計画のもと目覚ましい成果を上げたプロジェクトをグランプリとして選出するとともに、特定の分野でのすぐれたプロジェクトを奨励賞として発掘するなど、マーケティングの意義を高める表彰をおこなっています。

日本マーケティング大賞推薦について

第16回日本マーケティング大賞をご選考させていただくにあたり、貴社自身のご活動のご推薦(自薦)や、貴社と関わりが無くても優れたプロジェクトのご推薦(他薦)をお願いいたします。
選考にあたっては、皆様よりご推薦を受けた候補を、別記の選考委員会が検討・選定する二段方式を取ることと致しました。つきましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

推薦要綱

①対象活動: 社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

例えば下記のような視点でご推薦ください。

  • 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • グローバル市場で成果のあった活動
  • マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • オリジナルな新しいビジネスモデルを構築した活動
  • 地域特性を活かしたマーケティング活動
  • 規模が小さくても、キラリと光る活動
  • 上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)

②対象範囲 : 日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動

(自治体、NPO、大学・病院なども含みます)

③対象期間 : 2023年1月1日から2023年12月31日までの企業(組織)の活動

(対象期間以前より進行中で、この期間にブレイクしたプロジェクトも対象とします。
またこの期間以降継続が見込まれるプロジェクトも対象に含みます。)
*第1~14回にエントリー戴いたプロジェクトも継続性があれば、再推薦(応募)可能です。

募集受付:2023年12月1日~2024年1月30日

お問い合わせの場合は、大変恐縮ですが「問合せフォーム」よりご連絡お願いします。

※終了いたしました。ありがとうございました。

日本マーケティング大賞委員一覧 2023.10月現在(敬称略)

実行委員長
藤重 貞慶
JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長
恩藏 直人
JMA理事長(早稲田大学 商学学術院 商学部 教授)
委員
石井 直
JMA副会長(㈱電通 相談役)
 
古宮 洋二
JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 代表取締役社長執行役員)
 
宮口 宏夫
JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役社長)
 
辰馬 政夫
JMA副会長(dentsu Japan 執行役員 関西代表)
 
高石 一朝
JMA専務理事
選考委員長
戸辺 久之
㈱朝日新聞社 執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長
選考副委員長
磯貝 智崇
アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員
 
古川 一郎
一橋大学名誉教授、武蔵野大学 経営学部長
 
里村 卓也
慶應義塾大学 商学部 教授
 
髙橋 千枝子
武庫川女子大学 経営学部 教授
 
岡本 達也
味の素㈱ 執行役常務 食品事業本部副事業本部長
 
鈴木 禎久
㈱電通 執行役員【JMA理事】
 
岩﨑 拓
㈱博報堂 執行役員【JMA理事】
 
山下 竜治
㈱朝日新聞社 メディア事業本部アカウントソリューション担当本部長代理
 
高島 祐一郎
㈱講談社 販売局次長兼宣伝部長
委員
白田 健彦
㈱ADKマーケティング・ソリューションズ 事業役員
 
長江 紀和
資生堂ジャパン㈱ ブランド戦略部長
 
鈴木 あき子
サントリーホールディングス㈱ コミュニケーションデザイン本部 副本部長 兼 宣伝部長
 
中澤 千代子
㈱東横イン 執行役顧客満足推進本部長
 
酒匂 淳一
㈱読売新聞社 ビジネス局次長
運営事務局
竹原 聖人
日本マーケティング協会 事務局長
 
川井 直人
日本マーケティング協会 広報事務局長 エグゼクティブコンサルタント
 
平栗 豊
日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
 
和泉 宏
日本マーケティング協会 九州支部 事務局長
 
小林 聡
日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長
 
髙田 綾子
日本マーケティング協会 広報事務局
 
伊藤 梓沙
日本マーケティング協会 業務推進局

 

各受賞プロジェクトのご紹介

2022年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」選考委員会(選考委員長・近藤豊和 産業経済新聞社 上席執行役員 東京メディア営業局長)は、

第15回日本マーケティング大賞に、推薦プロジェクト総数100件の中から、「スマドリバー渋谷」をグランプリに選出、準グランプリ1件、奨励賞5件、地域賞3件を選びましたので発表します。

 

日本マーケティング大賞
選考基準
総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

飲めない人の視点から新文化創造に挑戦  『スマドリバー渋谷』ローンチプロジェクト
スマドリ株式会社(アサヒビール株式会社と株式会社電通デジタルとの合弁会社)

 

受賞理由

SDGs 時代の新たなマーケティング活動として「社会価値」と「経済価値」を両立することを目指して、「飲めない人+飲まない人」=約 5000 万人を新市場と捉えつつ、“新しい飲酒文化を共創”することに挑戦。
 
そこで、飲める人と飲めない人が極端に「分断」されていることを社会課題に設定し、新しいお酒カルチャーを共創&発信するバー『スマドリバー渋谷』を渋谷センター街にオープンした。
「飲めない自分のままでいい。飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ。」をコンセプトに、アルコール分 0%、0.5%、3%の 100 種類以上のドリンクから自分の体質や好みに合ったドリンクを選べるなど、飲めない人のインサイトに徹底的にこだわった店舗設計、メニュー開発、体験設計とした。
 
結果、普段はドリンクの選択肢が圧倒的に少ないという飲めない人が密かに抱えていた不満を解決するだけでなく、お酒を飲む人が、お酒を飲めない人を連れてくるなど、お酒を「飲める」人と「飲まない/飲めない」人が一緒に楽しめる場を創出している。
さらに、適正飲酒啓発活動を渋谷区の一般社団法人渋谷未来デザイン/企業/大学/地域団体と共に推進しており、Z 世代を中心に大きな話題となった。
 
飲めない人はもちろん、飲める人をも動かし、一緒に楽しめる社会へ向けた第一歩を実現。飲まない人の新市場創出に果敢に挑戦した。

 

日本マーケティング大賞 準グランプリ
選考基準
グランプリに準じる成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

SNS 活用+製造バリューチェーン DX 化による新商品開発販売スキームの別解創造
Z 世代向け  ライフスタイル提案ブランド「粥粥好日(かゆかゆこうじつ) ®
味の素株式会社・三井物産株式会社・株式会社ドットミー

 

受賞理由

味の素社は、食品業界では日本初となる Z 世代向け事業創出の専任組織を新設。
Z 世代の義憤を起点に D2C 事業を構想し、SNS の AI 予兆分析ツールを活用し、SNS 分析を着想に活かす取り組みを行った。

製造・販売は、三井物産/D2C支援の新会社「.me」(ドットミー)と協業。これにより、大手メーカーとしては異例の速さで、Z 世代向けに、レンジで温めるだけで健康的で本格的な世界の味が楽しめる新感覚カップお粥を中心にライフスタイルブランド「粥粥好日(かゆかゆこうじつ)®」を、EC 及び渋谷POPUP ストアにて新発売した。

また、三井物産/D2C支援の新会社「.me」は、商品開発・原料調達・製造・販売のバリューチェーンのDX 化を可能とし、プロジェクトの推進に大いに貢献した、プロジェクトの推進に大いに貢献した。

 

 

日本マーケティング大賞 奨励賞
選考基準
独自性や先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽など、規模は小さいながらもキラリと光るマーケティング・プロジェクトを選考委員会で選定。

共助×DX で地方の未来を創る  ノッカルの挑戦
富山県朝日町・株式会社博報堂

 

受賞理由

富山県朝日町と博報堂は、新しい交通サービスの「ノッカル」を開発した。
ノッカルは、住民の普段のマイカー移動を活用しながら、住民同士の助け合いの気持ちを形にした新しい交通サービス。
 
一般住民がドライバーとなり、マイカーでのお出かけのついでに、近所の移動に困っている人を「乗っけて」移動する仕組みである。運行主体が自治体でありながら、運行管理を地元交通事業者、ドライバーを地域住民が担うため、コストを最小限に抑えられ、過疎地域でも導入しやすい特徴がある。
富山県朝日町で、2020 年から実証実験を開始し、2021 年より正式な町営交通として本格運行をスタート。
高岡市等、他地域への展開も進んでいる。

こうした活動が評価され、グッドデザイン賞など多数を受賞。内閣府の「令和 4 年版高齢社会白書」にも掲載された。

 

みんなで!どう解く?
日本マクドナルド株式会社

 

受賞理由

日本マクドナルド社は、同社が展開する子供・家族向けの「ハッピーセット?」プロモーションで、答えのない道徳の問題を考える絵本のおまけを企画。
ワークショップを開催し子どもたちと考えた問いや答えを一冊にまとめた。
約 1 年にわたって、ツイッター、店内ボード、店内放送などあらゆるマクドナルドのチャンネルを使ったプロモーションを展開。
SNS やテレビなどで大きな話題となった。さらに、絵本を元にしたオリジナル教材を開発・公開。
半年で 1,000 校以上もの小学校で教材を使った授業が実施された。

 

LIFULL HOME'S  「FRIENDLY DOOR」
株式会社LIFULL

 

受賞理由

株式会社 LIFULL は、「住宅弱者問題」に着眼。
LGBTQ、高齢者、外国人、シングルマザーなどの住宅弱者と理解ある不動産会社をつなげるサービス「FRIENDLY  DOOR」を 2019 年に立ち上げた。
「FRIENDLY DOOR」に賛同する不動産会社は、同社のプロモーションにより 2022 年には 4,000 社にまで拡大。
単なるソーシャルアクションとして取り組むのではなく、事業としての収益性や継続性の実現を目指している。
LIFULL は、「あらゆる LIFE を、FULL に」というパーパスを掲げる。

「FRIENDLY DOOR」の事業責任者は、自身が外国籍であり住宅弱者としての経験や思いがあった。事業の拡大には、ブランドパーパスとパーソナルパーパスの合致という側面も見逃せない。

 

伝統の日本酒蔵が挑戦する「体験型」BtoC 事業
梅乃宿酒造株式会社

 

受賞理由

創業 130 年を迎える梅乃宿酒造(奈良県葛城市)が、2022 年 7 月の蔵移転を契機に、従来の酒販店を中心の BtoB の領域を超え、D2C(Direct to Consumer)チャネルを軸とした、一般消費者を対象とする、B2C(Business to Customer)事業への変革にチャレンジした。
特に重要な D2C ビジネスにおいては、「#ワクワクの蔵」というコンセプトのもと、ユーザーとの直接のつながりと体験価値に重点を置いた商品開発や会員プログラムを新たに実施。
初めての B2C 限定商品である「大人の果肉の沼」という果実リキュールでは、従来の果実リキュールの「開発力」×SNS 世代の「映える体験価値」をかけあわせ、味や香り、見え方まで、「ユーザーが手元でいろいろな飲み方を楽しむ」ことを念頭に開発。

結果、SNS でのオーガニックの投稿が 1 万リツイートを超えるなど、従来より若いターゲット層を中心に拡散し、発売から半年たっても、製造即完売の状況が続いている。
その他、各種キャンペーンや商品ローンチを行ったことで、D2C チャネルで初年度から約 2 億円の売上を見込んでいる。

 

「地球の歩き方」コロナ禍で売上 95%減からの V 字回復
株式会社地球の歩き方

 

受賞理由

コロナ感染症による緊急事態宣言の影響で、一時期は売上が 95%減まで落ち込んだ「地球の歩き方」ガイドブックシリーズ。
2022 年に、謎の古代遺跡やオーパーツ、UFO、UMAなど異世界を紹介する「地球の歩き方ムー」を発売し、1 ヵ月で 11 万部の大ヒットを記録。
これ以降も、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」とタイアップした「地球の歩き方  JOJO  ジョジョの奇妙な冒険」、「世界のお菓子図鑑」など、新しい切り口でのシリーズを発刊することで、V 字回復を遂げた。
出版不況だけでなくコロナによる旅行需要の激減にもかかわらず、V 字回復を果たしたことは、特筆に値する。

「地球の歩き方」は、そもそもは旅先に行く前に買うガイドブックとして強いブランド力を発揮していたが、コロナ以降はテーマを新しい切り口にすることで、読み物としての需要を呼び起こし、新しい層の読者を掘り起こした。

 

日本マーケティング大賞 地域賞
選考基準
優れたマーケティング・プロジェクトであることに加えて、経営資源が地域にあること、地域活性化に資すること、地域の特徴を活かした事業であることが条件。日本マーケティング協会の関西、九州、北海道支部でそれぞれ選考し、実行委員会・選考委員会が承認する。

偶然性で旅の行き先を決める「サイコロきっぷ」プロモーション
西日本旅客鉄道株式会社/関西地区 

 

受賞理由

西日本旅客鉄道株式会社では、スマホアプリによる、1 名(往復)あたり 5,000 円で旅ができる旅行サービスの「サイコロきっぷ」を開発。
アプリ上のサイコロを振り、出目に応じて 7 つの行先がランダムに決定する仕組み。
行先は白浜、城崎温泉、舞鶴、倉敷、芦原温泉、尾道、博多。割引率は 5~8 割で、博多が当たると最大 82%割引。
仲間一緒の旅が可能でエントリー1回につき 6 名までの旅行が可能とした。

目標 20 万人に対して計画比 122%となる「24.4 万人」売上 12 億円を達成。また、調査によれば 49.5%がもともと旅行の計画がなかった、27.3%が他の交通手段を使って旅行する予定だったと答え、売上の約 8 割が新規需要創造だったことが判明した。
また宿泊者が 66%占めることから、地方の宿泊・飲食・土産観光産業等などの経済効果をもたらしたと考えられる。

 

食料廃棄物を釣りえさへ  ECYCLE PROJECT
株式会社電通九州・IMARI株式会社・九州大学/九州地区

 

受賞理由

IMARI 株式会社、九州大学、株式会社電通九州との産学共同プロジェクト。
食料廃棄物(廃棄される魚の頭や骨などのアラなど)を原料とした釣りえさを開発。
フードロスを減少させると共に、海や魚にやさしい釣りを実現。パッケージも従来の釣りえさには無い、人間の食べ物を想起させるデザインで、かつエコな素材を使用。
さまざまな食品系企業とのタイアップも計画しており、2022 年夏にはいかシュウマイで有名な呼子萬坊社のイカの廃棄物を利用した協賛パッケージを販売。海上レストランで子どもたちへの釣りと食育授業を実施。

釣りえさが中心となり ECO な ESA から E(良い)サイクルが生まれる。ECYCLE PROJECT を目指している。

 

創業 6 年の酒蔵が挑戦する「6次産業化地方創生」   
緑丘工房株式会社/北海道地区

 

受賞理由

北海道で戦後初の日本酒の酒造会社を上川町に新設、日本酒として高い評価を得た。
さらに、同町内で、酒造りの他にチーズ工房やホテル経営などを担い町内の活性化に寄与。道内他地域でも帯広では帯広畜産大学と連携、函館では函館高専と連携し、創業から 5 年間で 3 つの新たな酒蔵を創設した。
「大雪山系の雪解け水」という地域の強みを活かした製品作りを通し、町内でしか入手できない限定商品を造るなど地域の交流人口・関係人口の創出に寄与。また上川町以外でも拠点を作って各地域にお
ける人材育成・産業振興ならびに北海道経済・産業の発展を図っている。

造られる日本酒は各種鑑評会で高い評価を得る一方、上川町の他、帯広市・函館市でも地域の学術機関と連携して酒蔵を創設。更にオホーツク地域でも産学官連携した酒蔵を計画、ワイン造りが盛んな余市では産廃として課題だったブドウの絞りかすからブランデーを製造する計画を立てている。

 

第15回日本マーケティング大賞 概要

『日本マーケティング大賞』は、厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体等の組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施されました。15回目となる本年は、日本の市場が成熟化する中で、成長につながる創意工夫が凝らされたプロジェクトが多くエントリー、厳選な審査の中から上記が選出されました。
対象活動
社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

<対象活動の具体例>
  • a 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • b 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • c 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • d 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • e BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • f グローバル市場で成果のあった活動
  • g マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • h オリジナルな新しいビジネスモデルの構築
  • i 規模が小さくても、キラリと光る活動
  • j 地域特性を活かしたマーケティング活動
  • k 上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)
対象範囲
日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含む)
対象期間
2022年1月1日から2022年12月31日までの企業・自治体・団体の活動
推薦資格
日本マーケティング協会会員および日本マーケティング学会会員(自薦・他薦を含む)
審査方法
選考委員により、推薦資料を基に追加情報を含めて討議を実施し、選定
審査結果
2023年6月19日 「日本マーケティング大賞 表彰式」にて各賞贈呈
選考委員
「日本マーケティング大賞」選考委員会(産業界・学界から14委員)
選考委員長:近藤 豊和(産業経済新聞社 上席執行役員 東京メディア営業局長)
主  催
公益社団法人 日本マーケティング協会
協  力
日本マーケティング学会
後  援
経済産業省

 

 

2022.9月現在

(敬称略)

 

実行委員長 藤重 貞慶 JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長 内田 和成 JMA理事長(早稲田大学 名誉教授)
委 員 石井 直 JMA副会長(㈱電通 相談役)
石原 進 JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 特別顧問)
廣瀬 兼三 JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役会長) 
辰馬 政夫 JMA副会長(㈱電通 執行役員 関西・中部統括 関西支社長) 
高石 一朝 JMA専務理事

 

選考委員長 近藤 豊和 産業経済新聞社 上席執行役員 東京メディア営業局長
選考副委員長 磯貝 智崇 アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員

委 員

 

 

 

 

 

 

 

 

恩藏  直人 早稲田大学 商学学術院 教授
古川 一郎 一橋大学名誉教授、武蔵野大学 経営学部長
里村 卓也 慶應義塾大学 商学部 教授
山下 竜治 朝日新聞社 メディアビジネス局長補佐
清水 二郎 アサヒビール㈱ マーケティング本部 副本部長 執行役員
岡本 達也 味の素㈱ 執行役常務 食品事業本部副事業本部長
白田 健彦 ㈱ADKマーケティング・ソリューションズ 事業役員
メディア&ソリューション統括補佐 EXデザインセンター長
高島 祐一郎 ㈱講談社 販売局局次長 兼 宣伝部部長
岡部 純子 産業経済新聞社 メディア営業局 業務推進部長
望月 良輔 資生堂ジャパン㈱ プレミアムブランド事業本部
プレミアムブランド マーケティング本部 エリクシール・アネッサ
マーケティング部 バイスプレジデント
久保田 哲 ㈱DNPコミュニケーションデザイン 代表取締役社長
鈴木 禎久 ㈱電通 執行役員【JMA 理事】
岩﨑  拓 ㈱博報堂 執行役員【JMA 理事】

 

運営事務局 竹原 聖人 日本マーケティング協会 事務局長
川井 直人 日本マーケティング協会 研究開発局 エグゼクティブコンサルタント
水戸 信之 日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
和泉 宏 日本マーケティング協会 九州支部 事務局長   
梶原 仁 日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長 
伊藤 梓沙 日本マーケティング協会 業務推進局

 

第16回日本マーケティング大賞

 

2023年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」選考委員会(選考委員長・戸辺久之 株式会社朝日新聞社 執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長)は、第16回日本マーケティング大賞に、推薦プロジェクト総数110件の中から、「北海道ボールパークFビレッジプロジェクト」をグランプリに選出、奨励賞5件、地域賞3件を選びましたので発表します。

 

日本マーケティング大賞

選考基準
総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

北海道ボールパークFビレッジプロジェクト
株式会社 ファイターズ スポーツ&エンターテイメント

受賞理由

プロ野球球団「北海道日本ハムファイターズ」は、当時既存球場の利用について多くの課題を抱えていたが、自前の球場を保有することで、球団経営を効率化するとともに、スポーツを超えた新ビジネスへの拡張までを見据え、(株)日本ハム・(株)電通と共に新会社を設立。これまでの野球場づくりの常識を超えた、まったく新しい、新球場を核としたまちづくり事業を推進するべく「北海道ボールパークプロジェクト」を立ち上げた。
同プロジェクトは、「世界に誇れるスポーツを起点とした新しい街づくり」をパーパスに設定。構想発表時にVision Movieや新聞広告を通じて「これは単なる球場づくりではなく、新しい街づくりを世界に先駆けて挑戦するプロジェクトである」と宣言し、目指すゴールを明確にして推進。
加えて、どのような球場をつくっていくのか、どのような街づくりを考えているのか、その「未来設計図」を生活者視点で策定。その内容をFuture Vision Book にまとめ、パートナーをはじめとするステークホルダーへ共有することで、「共同創造空間」への参画を促した。
開業前後では、効率的な認知獲得を狙う「リーチマックス」ではなく、プロジェクトに関わるパートナーの熱い思いを伝達。熱量をも可視化し、最大化させる「ヒートマックス」手法を導入した。
こうした活動を通じ150社以上のパートナーがプロジェクトに参画することとなり、2023年3月の開業後に年間来場者数は約340万人を記録(北海道外から約30%を動員)。開業後10年間の経済効果は8,400億円と試算され、大きな経済的な成果を得ることに成功した。
日本国内では、今後100件以上のスタジアム・アリーナ構想が動き出す予定である。同プロジェクトは、それらを成功に導く上での先駆的マーケティングモデルとなった。

 

 

日本マーケティング大賞 奨励賞

選考基準
独自性や先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽など、規模は小さいながらもキラリと光るマーケティング・プロジェクトを選考委員会で選定。

守るのは、頭と地球。 HOTAMET
甲子化学工業株式会社・猿払村・株式会社TBWA HAKUHODO

受賞理由

TBWA HAKUHODOは、ホタテの貝殻を廃棄物ではなく、新たな資源に変えることに挑戦。環境配慮型ヘルメット「HOTAMET/ホタメット」を企画・開発した。
ホタテの国内有数の産地である北海道猿払村は、年間4万トンにも及ぶホタテの貝殻ごみの問題を抱えており、地上保管による環境への影響や堆積場所の確保などが地域の社会課題となっていた。
株式会社TBWA HAKUHODOは、甲子化学工業株式会社とともに、廃棄ホタテ貝殻と廃棄プラスチックを組み合わせた新素材を開発。「ホタテ漁師の安全を守るヘルメットをホタテの貝殻から作る」着想から開発に着手。デザインには、素材の一部であるホタテ貝の構造を模倣した、特殊なリブ構造を取り入れた。素材開発から、設計に至るまで、環境への負担が少なく、サステナビリティに配慮したプロダクトになっている。
HOTAMETは、ローンチから2ヶ月で、目標売上に対して1,397%を記録。初年度で、約24トン以上の廃棄貝殻のリサイクルが見込まれている。また、世界中の企業からオファーが殺到しプロジェクトが進行している。2025年大阪・関西万博の運営参加特別プログラムCo-Design Challenge(CDC)にも採用された。

 

冷凍餃子フライパンチャレンジ
味の素冷凍食品株式会社・株式会社本田事務所

受賞理由

味の素冷凍食品の「ギョーザ」は、発売から50年以上の歴史を持ち、発売以降、「永久改良」を重ねて、ロングセラー商品として支持されてきた。
2023年5月、「冷凍餃子がフライパンに張り付いてしまう」と生活者がSNSで投稿。これに対して、同社はSNS上の炎上リスクとはとらえず、生活者の調理環境の実態把握の機会ととらえ、研究・開発のために、フライパンの提供をSNSで呼び掛けた。発信後3日で1000個を超えるフライパンが届き、最終的には3520個集まった。これを機にプロジェクトを立ち上げ、生活者との共創を目的に10月には「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクトサイトを公開し、集まったフライパンのデータを3D画像と共に公開した。さらに、検証状況を継続的に発信し続け、フライパン募集から7ヶ月後には商品のリニューアルにつなげた。
プロジェクトを通じて可視化された、生活者の声に応え徹底的に検証する同社の取り組みが話題化し、ブランドの誠実な姿勢を伝えた。
2020年より同社の戦略PR活動を支援する本田事務所は、全体統括としてプロジェクトに関与し成功に導いた。

 

コンビニジム「chocoZAP」
RIZAP株式会社

受賞理由

フィットネスジムの概念を覆す月額2,980円(税抜)という低価格で、どの店舗でも24時間利用できるRIZAPが展開する低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」。サービスの本格展開からわずか約1年10カ月で会員数は120万人(退会者は含まず)を超えた。
着替え、履き替え不要で気軽に使える「コンビニジム」というコンセプトを掲げ、ジムの入会や継続のハードルを下げることに成功。セルフネイルやエステ、さらに歯のセルフホワイトニングなど異例のサービスを充実させることで、運動習慣がなかった層を取り込んだ。
広告コミュニケーションでは、チラシ560種類、そしてバナー広告に至っては8,600種類ものクリエイティブを用意、A/Bテストを繰り返しながら効果の最大化を狙っている。
その他、コスト削減のために必要であった「専用アプリ」や「AIカメラ」から得られたユーザーのデータを解析・検証、経営リソース化するなどDXを推進。 2024年5月末時点で、店舗数は全国47都道府県で1,500店舗を超え、米ロサンゼルスにもテスト展開するなど出店の勢いは止まらない。

 

共創する自動車保険「&e(アンディー)」
イーデザイン損害保険株式会社

受賞理由

イーデザイン損保は、2021年11月共創する自動車保険「&e(アンディー)」を販売開始した。&e(アンディー)は、「自動車保険は事故にあった時に役立つもの」という固定観念を覆す、事故のない世界を目指す自動車保険で、数々の取り組みを重ね、契約者は35万件を突破した。
契約者に、事故解決のプロとしての視点を取り入れたアプリサービスと車載センサーを付帯(23年12月時点)。センサーで取得する運転データによる日々の運転の振り返りや、友人・家族とミッションに取り組むチャレンジ機能等、楽しみながらも安全運転につながる機能を満載。
また、契約者全員で年間の事故率目標を達成すると自治体の事故削減活動への寄付に一定金額を上乗せしたり、約170のパートナー企業・団体・自治体等と連携し分析や研究に取り組むなど、あらゆる関係者と共創し、事故のない世界の実現を目指している。

 

子育て応援プロジェクト
生活協同組合コープさっぽろ

受賞理由

コープさっぽろは、「環境や経済、社会が調和のとれた 『こころ豊かな社会』を目指し、家庭での親子のふれあいや、次代を担う子どもたちの成長を安心して支える環境づくりを支援すること」を目的に、子育て支援として「子育て応援プロジェクト」の活動に取り組んでいる。
この活動は、全道の組合員さんから回収した資源物(段ボール、紙パックなど)を、エコセンター(コープさっぽろのリユース・リサイクル施設)で加工・販売し、その利益(約3億円)を子育て支援資金として活用する循環型支援となっている。資源の回収量が増えるほど利益が増え、それが次世代のために活用される。
具体的には、絵本を無償でプレゼントする「えほんがトドック」、保育園などで絵本の読み聞かせを行う「えほんわくわくキャラバン」、妊婦さんへベビー服やおむつなど約30点を無償でプレゼントする「ファーストチャイルドボックス」などを行っている。

 

日本マーケティング大賞 地域賞

選考基準
優れたマーケティング・プロジェクトであることに加えて、経営資源が地域にあること、地域活性化に資すること、地域の特徴を活かした事業であることが条件。日本マーケティング協会の関西、九州、北海道支部でそれぞれ選考し、実行委員会・選考委員会が承認する。

閉鎖水槽を“ショーウィンドウ”としてメディアに 「サンゴショーウィンドウ」
株式会社 海遊館/関西地区

受賞理由

「海遊館」は、1990年の開館以来、多くの観光客で賑わい、2024年1月には累計8,500万人の来場者を達成。国内最大級の水族館、かつ大阪の代表的な観光スポットである。
その海遊館の「グレートバリアリーフ水槽(サンゴ礁の海を再現した館内で5番目に大きな水槽)」がリニューアル工事の為、一時閉鎖して水を抜くことになった。
「海洋保全」という同じベクトルを持つ、サステナブルファッションブランドや、サステナブルな「紙製マネキン」を展開する京都のイベント施工会社と共創。この空(から)の水槽を、彼らの「ショーウィンドウ」として3日間限定で特別な展示空間にリデザイン。来館した人々に、海洋プラゴミ等をリサイクルしたブランドを紹介する「メディア」に、水槽に表示したQRコードから購入できる「買い場」に、そして海洋ゴミ問題や、海洋保全を「考えるきっかけ」となった。
工事期間中の有効活用が話題となり、多数のメディアに露出。国内外からの水族館からの反響も多数寄せられた。海遊館らしいブランドアクションとなった。

 

福岡市屋台基本条例制定 10 周年&長浜屋台街復活!プロモーション
LINEヤフーコミュニケーションズ・九州博報堂/九州地区

受賞理由

福岡市が全国初の屋台基本条例を制定(2013年7月)してから、今年で10 年を迎えた。この節目の年に、同じく設立10周年を迎えたLINEヤフーコミュニケーションズと、九州博報堂は、「長浜屋台街復活!屋台DX化プロジェクト」を推進。
屋台のLINE公式アカウントを友だち追加すると、長浜屋台街の屋台一覧やおすすめメニューがLINEでチェックできるほか、長浜屋台街の営業状況や混雑状況を確認できるサービスを開発。
この他、最寄り駅の地下鉄赤坂駅を、大規模装飾。地下鉄1編成をまるごとジャックした屋台列車を運行するなどプロモーション活動を行った。
福岡市経済観光文化局が、屋台の市内経済波及効果を推計したところ、その額は 104.9 億円となり 100 億円を突破。前回調査(2011年)から、約2倍の額となり、大きな成果となった。

 

北海道発、おいしいお菓子づくりと環境再生型農業で北海道の未来を創造
北海道コンフェクトグループ株式会社/北海道地区

受賞理由

北海道コンフェクトグループは、2022 年 10 月、(株)きのとや、千秋庵製菓(株)、K コンフェクト(株)、(株) COC、(株)ユートピアアグリカルチャー、北の食品(株)の各社の事業会社を統合する持株会社として設立された。
第一弾として、創業 102 年を迎えた千秋庵の看板商品であるあんこ入りパイ「ノースマン」のリブランディングに取り組み、生クリームを注入した「生ノースマン」を発売。3 週間で 4 万個を販売し、大ヒット商品となった。また、冬季限定販売のスイーツ「SNOWS」も、冬にしか出会えない希少性や味わいなどからますます好調、話題を集めている。お菓子作りの原材料にもこだわっている。グループのユートピアアグリカルチャーでは、日高管内や札幌市内で、放牧酪農や鶏の平飼い養鶏を実践。北大やソニーグループと共同で環境再生型農業にもチャレンジし、動物にも環境にも負荷をかけずに品質の高い原材料の生産を目指している。

 

 

 

第16回日本マーケティング大賞 概要

『日本マーケティング大賞』は、厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体等の組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施されました。16回目となる本年は、日本の市場が成熟化する中で、成長につながる創意工夫が凝らされたプロジェクトが多くエントリー、厳選な審査の中から上記が選出されました。

対象活動
社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

<対象活動の具体例>
  • 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • グローバル市場で成果のあった活動
  • マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • オリジナルな新しいビジネスモデルの構築
対象範囲
日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含む)
対象期間
2023年1月1日から2023年12月31日までの企業・自治体・団体の活動
推薦資格
日本マーケティング協会会員および日本マーケティング学会会員(自薦・他薦を含む)
審査方法
選考委員により、推薦資料を基に追加情報を含めて討議を実施し、選定
審査結果
2024年6月7日 「日本マーケティング大賞 表彰式」にて各賞贈呈
選考委員
「日本マーケティング大賞」選考委員会(産業界・学界から15委員)
選考委員長:戸辺 久之(株式会社朝日新聞社 執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長)
主  催
公益社団法人 日本マーケティング協会
協  力
日本マーケティング学会
後  援
経済産業省

日本マーケティング大賞委員一覧 2023.10月現在(敬称略)

実行委員長
藤重 貞慶
JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長
恩藏 直人
JMA理事長(早稲田大学 商学学術院 商学部 教授)
委員
石井 直
JMA副会長(㈱電通 相談役)
 
古宮 洋二
JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 代表取締役社長執行役員)
 
宮口 宏夫
JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役社長)
 
辰馬 政夫
JMA副会長(dentsu Japan 執行役員 関西代表)
 
高石 一朝
JMA専務理事
選考委員長
戸辺 久之
㈱朝日新聞社 執行役員メディア事業担当兼メディア事業本部長
選考副委員長
磯貝 智崇
アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員
 
古川 一郎
一橋大学名誉教授、武蔵野大学 経営学部長
 
里村 卓也
慶應義塾大学 商学部 教授
 
髙橋 千枝子
武庫川女子大学 経営学部 教授
 
岡本 達也
味の素㈱ 執行役常務 食品事業本部副事業本部長
 
鈴木 禎久
㈱電通 執行役員【JMA理事】
 
岩﨑 拓
㈱博報堂 執行役員【JMA理事】
 
山下 竜治
㈱朝日新聞社 メディア事業本部アカウントソリューション担当本部長代理
 
高島 祐一郎
㈱講談社 販売局次長兼宣伝部長
委員
白田 健彦
㈱ADKマーケティング・ソリューションズ 事業役員
 
長江 紀和
資生堂ジャパン㈱ ブランド戦略部長
 
鈴木 あき子
サントリーホールディングス㈱ コミュニケーションデザイン本部 副本部長 兼 宣伝部長
 
中澤 千代子
㈱東横イン 執行役顧客満足推進本部長
 
酒匂 淳一
㈱読売新聞社 ビジネス局次長
運営事務局
竹原 聖人
日本マーケティング協会 事務局長
 
川井 直人
日本マーケティング協会 広報事務局長 エグゼクティブコンサルタント
 
平栗 豊
日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
 
和泉 宏
日本マーケティング協会 九州支部 事務局長
 
小林 聡
日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長
 
髙田 綾子
日本マーケティング協会 広報事務局
 
伊藤 梓沙
日本マーケティング協会 業務推進局

第17回日本マーケティング大賞

日本マーケティング大賞について

公益社団法人 日本マーケティング協会創立50周年を契機に創設された『日本マーケティング大賞』では、総合的に周到なマーケティング計画のもと目覚ましい成果を上げたプロジェクトをグランプリとして選出するとともに、特定の分野でのすぐれたプロジェクトを奨励賞として発掘するなど、マーケティングの意義を高める表彰をおこなっています。

日本マーケティング大賞推薦について

第17回日本マーケティング大賞をご選考させていただくにあたり、貴社自身のご活動のご推薦(自薦)や、貴社と関わりが無くても優れたプロジェクトのご推薦(他薦)をお願いいたします。
選考にあたっては、皆様よりご推薦を受けた候補を、別記の選考委員会が検討・選定する二段方式を取ることと致しました。つきましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

推薦要綱

① 推薦資格: 日本マーケティング協会 法人会員(自薦・他薦を含む)及び関係者
        日本マーケティング学会会員

② 対象活動: 社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

例えば下記のような視点でご推薦ください。

  • 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • グローバル市場で成果のあった活動
  • マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • オリジナルな新しいビジネスモデルを構築した活動
  • 地域特性を活かしたマーケティング活動
  • 規模が小さくても、キラリと光る活動
  • 上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)

③ 対象範囲 : 日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動

(自治体、NPO、大学・病院なども含みます)

④ 対象期間 : 2024年1月1日から2024年12月31日までの企業(組織)の活動

※本期間の以前より進行中しこの期間にブレイクしたプロジェクト、
またこの期間以降継続が見込まれるプロジェクトも対象に含みます。
※第1回~16回にエントリーいただいたプロジェクトも継続性があれば、再推薦(応募)可能です。

応募完了までの流れ

  • ワード文書フォーマットの推薦用紙をダウンロード

  • 推薦用紙に必要事項を記入し、運営事務局 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 へメール添付で送信ください。
      ※メールの件名の冒頭には【第17回日本マーケティング大賞応募】としてください。
      ※推薦用紙に加えて、関係資料(詳細資料や画像資料:A4サイズ10枚以内)をご提出いただけます。
      ※対外的に開示可能な内容で、データ資料(PDF・PowerPoint・Excel・Word)のみ。動画ファイルは不可。
      ※関係書類のデータは最大20MBまででお願いします。
        
  • 事務局で応募を確認し、折り返し確認メールをお送りします。

※今回は、ワード文書推薦用紙フォーマットからの推薦のみ受け付けます。
WEBフォーマットでの申し込みはございませんのでご注意ください。

募集を締め切りました。ご応募ありがとうございました。

お問い合わせの場合は、大変恐縮ですが「問合せフォーム」よりご連絡お願いします。

日本マーケティング大賞委員一覧 2024.11月現在(敬称略)

実行委員長
藤重 貞慶
JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長
恩藏 直人
JMA理事長(早稲田大学商学学術院商学部教授)
実行委員
石井 直
JMA副会長(㈱電通 相談役)
 
古宮 洋二
JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 代表取締役社長執行役員)
 
宮口 宏夫
JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役社長)
 
鹿毛 輝雅
JMA副会長(dentsu Japan 執行役員 関西代表)
 
高石 一朝
JMA専務理事
選考委員長
坂本 裕寿
㈱読売新聞東京本社 取締役ビジネス局長
選考副委員長
古川 一郎
一橋大学名誉教授 武蔵野大学経営学部教授
選考委員
青木 茂樹
駒沢大学経営学部市場戦略学科 教授
 
髙橋 千枝子
武庫川女子大学経営学部教授
 
神谷 歩
味の素㈱ 執行役 食品事業本部 副事業本部長
コンシューマーフーズ事業部長
 
深田 欧介
㈱電通 執行役員
 
岩﨑 拓
㈱博報堂 常務執行役員 ブランドデザイン事業ユニット長【JMA 理事】
 
廣瀬 涼
㈱ニッセイ基礎研究所 生活研究部 研究員
 
勅使河原 史彦
㈱毎日新聞社 営業総本部総務
 
三浦 憲一郎
TOPPAN㈱ 情報コミュニケーション事業本部
ビジネスプロデュースセンター センター長【JMA 理事】
 
長江 紀和
資生堂ジャパン㈱ マーケティングソリューション部部長
 
梅原 武士
サントリー㈱ ビール本部 ブランド戦略部長
 
中澤 千代子
㈱東横イン 執行役顧客満足推進本部長
 
竹下 伸哉
㈱ADKマーケティング・ソリューションズ 執行役員
マーケティングインテリジェンス本部長
 
酒匂 淳一
㈱読売新聞東京本社 ビジネス局 総務
運営事務局
竹原 聖人
日本マーケティング協会 事務局長
 
川井 直人
日本マーケティング協会 広報事務局長
 
平栗 豊
日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
 
和泉 宏
日本マーケティング協会 九州支部 事務局長
 
小林 聡
日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長
 
髙田 綾子
日本マーケティング協会 広報事務局
 
伊藤 梓沙
日本マーケティング協会 総務部

本年度のテーマは「『わ』になるマーケティング」です。

このテーマには繋ぐの「輪」、和やかの「和」、そして新元号である令和の「和」などの意味が込められています。

★2019年関東学生マーケティング大会運営委員:早稲田大学 守口ゼミ


2019年度のスケジュール

開 会 式...日時: 6月8日 (土) 13:00~17:30 場 所:早稲田大学

中間発表...日時: 9月7日 (土) 13:00~17:30 場 所:早稲田大学

最終発表...日時:11月26日 (土) 08:50~19:00 場 所:早稲田大学

 

2019 関東学生マーケティング大会参加校、ゼミ

10大学 16ゼミナール
 慶應義塾大学 小野ゼミ  慶應義塾大学 里村ゼミ
 慶應義塾大学 清水ゼミ  専修大学 奥瀬ゼミ
 専修大学 八島ゼミ  東京経済大学 森岡ゼミ
 東洋大学 石田ゼミ  法政大学 竹内ゼミ
 明治大学 中嶋ゼミ  明治大学 水野ゼミ
 明治学院大学 赤松ゼミ  横浜国立大学 寺本ゼミ
 横浜国立大学 鶴見ゼミ  立教大学 有馬ゼミ
 立教大学 高岡ゼミ  早稲田大学 守口ゼミ

 


2019 年度関東学生マーケティング大会結果

利用規約
次の関東学生マーケティング大会の論文、発表資料の権利は著作者にあります。
参考として使用されるものとし、本資料のいかなる部分についても著作者の事前の承諾を得ずに、引用・複製、あるいは配布してはならないものとします。

 
総合部門

 

総合第1位

横浜国立大学 寺本ゼミ 1班  総合賞 論文賞 プレゼン賞
なぜ夜につい買ってしまうのか
ー 夜間帯が非計画購買に与える影響とその要因の解明 ー

 

総合第2位

慶應義塾大学 清水ゼミ 1班  総合賞 論文賞
『ながら時』におけるデジタル音声広告の有効性について

 

総合第3位

早稲田大学 守口ゼミ 1班  総合賞 プレゼン賞
プロモート広告が消費者のブランド選好に与える影響とその要因の解明

論文部門

 

論文第1位

早稲田大学 守口ゼミ 4班  論文賞 リサーチ賞
新商品の二種同時展開が購買意向に与える影響とその要因の解明

 

論文第2位

横浜国立大学 寺本ゼミ 1班  総合賞 論文賞 プレゼン賞
なぜ夜につい買ってしまうのか
ー 夜間帯が非計画購買に与える影響とその要因の解明 ー

 

論文第3位

慶應義塾大学 清水ゼミ 1班  総合賞 論文賞
『ながら時』におけるデジタル音声広告の有効性について

 

リサーチ第1位

横浜国立大学 鶴見ゼミ 1班  リサーチ賞
レコメンド型チャットボットが導入ブランドに与える影響とそのメカニズムの解明

 

リサーチ第2位

立教大学 高岡ゼミ 1班  リサーチ賞
消費者の業務代替が購買行動に与える影響の解明

 

リサーチ第3位

早稲田大学 守口ゼミ 4班  論文賞 リサーチ賞
新商品の二種同時展開が購買意向に与える影響とその要因の解明

プレゼン部門

 

プレゼン第1位

横浜国立大学 寺本ゼミ 1班  総合賞 論文賞 プレゼン賞
なぜ夜につい買ってしまうのか
ー 夜間帯が非計画購買に与える影響とその要因の解明 ー

 

プレゼン第2位

早稲田大学 守口ゼミ 1班  総合賞 プレゼン賞
プロモート広告が消費者のブランド選好に与える影響とその要因の解明

 

プレゼン第3位

慶應義塾大学 清水ゼミ 3班  プレゼン賞
擬似消費のメカニズムとその要因の解明

  

 日本マーケティング大賞について

公益社団法人 日本マーケティング協会創立50周年を契機に創設された『日本マーケティング大賞』では、総合的に周到なマーケティング計画のもと目覚ましい成果を上げたプロジェクトを大賞として選出するとともに、特定の分野でのすぐれたプロジェクトを奨励賞として発掘するなど、マーケティングの意義を高める表彰をおこなっています。

 

日本マーケティング大賞推薦について

第14回日本マーケティング大賞をご選考させていただくにあたり、貴社自身のご活動のご推薦(自薦)や、貴社と関わりが無くても優れたプロジェクトのご推薦(他薦)をお願いいたします。

選考にあたっては、皆様よりご推薦を受けた候補を、別記の選考委員会が検討・選定する二段方式を取ることと致しました。つきましては、ご多用のところ誠に恐縮ではございますが、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

推薦要綱

①対象活動: 社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

 

例えば下記のような視点でご推薦ください。

  •  新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  •  新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  •  生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  •  社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  •  BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  •  グローバル市場で成果のあった活動
  •  マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  •  オリジナルな新しいビジネスモデルを構築した活動
  •  地域特性を活かしたマーケティング活動
  •  規模が小さくても、キラリと光る活動
  •  上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)

 

②対象範囲 : 日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含みます)

 

③対象期間 : 2021年1月1日から2021年12月31日までの企業(組織)の活動

(対象期間以前より進行中で、この期間にブレイクしたプロジェクトも対象とします。
またこの期間以降継続が見込まれるプロジェクトも対象に含みます。)

*第1~13回にエントリー戴いたプロジェクトも継続性があれば、再推薦(応募)可能です。

募集〆切 2022年1月28日

お問い合わせの場合は、大変恐縮ですが、弊会は在宅勤務推奨のためお問い合わせフォームよりご連絡お願いします。

 

日本マーケティング大賞推薦フォーム

WORD版はこちら

 

2021.8月20日現在

(敬称略)

 

実行委員長 藤重 貞慶 JMA会長(ライオン㈱ 特別顧問)
実行副委員長 内田 和成 JMA理事長(早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授)
委 員 石井 直 JMA副会長(㈱電通 会長(顧問))
石原 進 JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 特別顧問)
廣瀬 兼三 JMA副会長(北海道新聞社 代表取締役会長) 
辰馬 政夫 JMA副会長(㈱電通 執行役員 関西支社長) 
高石 一朝 JMA専務理事

 

選考委員長 牧江 邦幸 日本経済新聞社 執行役員 メディアビジネス担当
選考副委員長 磯貝 智崇 アビームコンサルティング㈱ CRMセクター長兼執行役員

委 員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恩藏  直人 早稲田大学 商学学術院 教授
古川 一郎 一橋大学名誉教授、武蔵野大学経営学部長
杉谷 陽子 上智大学 経済学部教授
奥野 圭

㈱フォトワークス 企画開発部 企画開発部 チーフマーケター 
横浜商科大学非常勤講師

鈴木 禎久 ㈱電通 執行役員【JMA 理事】
岩崎 拓 ㈱博報堂 MDXユニット 執行役員【JMA 理事】
岡山 晃久 パナソニック㈱ コンシューマーマーケティングジャパン本部
コミュニケーション部 部長【JMA 理事】
鈴木 裕一 産業経済新聞社 取締役 営業統括 媒体統括【JMA理事】
吉田 竹毅 日本経済新聞社 コンテンツユニット ユニット長補佐
鈴木 由美子 ㈱ロッテ   マーケティング本部 情報クリエイティブ部 部長
清水 二郎 アサビビール㈱ マーケティング本部 副本部長 執行役員
久保田 哲 大日本印刷㈱ 情報イノベーション事業部DXセンター長

 

運営事務局 竹原 聖人 日本マーケティング協会 事務局長
川井 直人 日本マーケティング協会 研究開発局 エグゼクティブコンサルタント
河西 章宏 日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
水戸 信之 日本マーケティング協会 関西支部 エグゼクティブマネージャー
和泉 宏 日本マーケティング協会 九州支部 事務局長   
梶原 仁 日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長 
伊藤 梓沙 日本マーケティング協会 業務推進局
   

  

 

各受賞プロジェクトのご紹介

2019年度の優れたマーケティング活動を表彰する「日本マーケティング大賞」選考委員会(選考委員長・安部 順一 読売新聞東京本社 常務取締役 広告局長)は、「第12回日本マーケティング大賞 グランプリ」に、「ラグビーワールドカップ2019 日本大会成功に向けたマーケティング活動」を選出しました。

また、「準グランプリ」に、「WORKMAN Plusのマーケティング」を選出、奨励賞4件、地域賞3件を選びました。

 

日本マーケティング大賞
選考基準
総合的に周到なマーケティング計画のもと、市場へのインパクト、独自性、ブランド定着性など、目覚ましい成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

ラグビーワールドカップ2019 日本大会成功に向けたマーケティング活動
(公財)日本ラグビーフットボール協会
(公財)ラグビーワールドカップ2019組織委員会

 

受賞理由

ラグビーワールドカップ2019日本大会は、アジアで初めて開催されたラグビーワールドカップであり、ラグビーの地平線を広げた大会であると位置付けられている。

ラグビー協会、組織委員会、12開催都市の自治体、そして、放送局や新聞社を始めとしたメディア等、各主体が大会成功に向け一丸となり、大会の機運醸成だけでなく、日本におけるラグビーの価値を向上させた。

これまで、野球、サッカー等に比べ人気の低かったラグビーを、真のメジャースポーツへと押し上げることを目標に、大会はもちろん、競技自体への関心を高めるコミュニケーションを実施。「肉体同士のぶつかり合い」「勇敢に立ち向かう姿勢」「様々な個性がぶつかるダイバーシティ」といった、ラグビーの持つ本質的な魅力を押し出し、競技自体への理解や興味を国民全体に浸透させた。

同時に、SNS、雑誌連携、キャラクターグッズの開発等を通して、若者、女性など、これまでラグビーに馴染みのなかった“にわかファン”層を拡大。準備期間から、期間中、閉幕後まで、継続的に情報発信を行い、感動の瞬間を作り出すことに成功。超満員のスタジアム、高視聴率につながり、日本列島に空前絶後のラグビーブームを巻き起こした。

閉幕後の国内トップリーグ人気、ラグビースクール加入者急増等、ラグビーの熱は、まだまだ続いている。

 

日本マーケティング大賞 準グランプリ
選考基準
グランプリに準じる成果を上げたプロジェクトを選考委員会で選定。

WORKMAN Plusのマーケティング 
株式会社 ワークマン

 

受賞理由

株式会社ワークマンは、「機能と価格に新基準」というコンセプトで職人向け作業服の販売を手がけています。

その中で培った技術力やオペレーション力を活かして、“低価格かつ機能的な”アウトドアウェアの新業態「WORKMAN Plus」を2018年9月から展開しました。

2020年3月末では17ケ月連続2桁増、店舗数868店です。

そのマーケティング手法では、作業着ブランドを女性が着る、「ワークマン女子」という新顧客の創造やワークマンと同じ商品を、見せ方の工夫(マネキン、照明、陳列方法等)、「過酷ファッションショー」などで新しく見せることで売上につなげました。

今までスポーツアウトドアはブランドメーカーが独占していた市場を、新たな切り口で市場を創造しました。

 

 

日本マーケティング大賞 奨励賞
選考基準
独自性や先行性、社会課題解決性、新しいマーケティングの芽など、規模は小さいながらもキラリと光るマーケティング・プロジェクトを選考委員会で選定。

「おすそわけ」事業の運営 
特定非営利活動法人 おてらおやつクラブ

 

受賞理由

おそなえ、おさがり、おすそわけ。

おてらおやつクラブのおすそわけ事業は、お寺にお供えされる様々な「おそなえ」を「おさがり」として、支援団体を通じて経済的に困難な家庭へ「おすそわけ」する活動である。

いま、日本国内の子どもの7人に1人が貧困状態にあるといわれている。一日一食の食事に困る子どもがいる一方で、お寺にはたくさんの食べ物がお供えされる。

当事業は、活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をマッチングして菓子や果物、食品や日用品を届ける「仏流ネットワーク」を構築し、地域単位で貧困問題の解消を目指す活動である。

昨夏からは石井食品、ユニリーバなど企業との連携を開始し、販売不可となった企業在庫や災害備蓄品を寺院が受け皿となって仏前に「おそなえ」して「おすそわけ」することで、企業のフードロス・廃棄ロスを抑制するパートナーへと役割が広がっている。

 

全国へと広がる地域創生マーケティングフレーム「絶メシ」プロジェクト
高崎市、柳川市、石川県、テレビ東京、BSフジ他

 

受賞理由

日本の地方では大型商業施設などの増加により、人々が一極集中することにより、古くから町中にあった個人店などが次々に閉店し、町の過疎化が進んでいる。

全国に見られるこの問題を解決すべく目をつけたのは、古い老舗店が閉店することを知ると、人々やメディアはその存在を急に惜しみ、ソーシャルで拡散したり、お店に訪れたりする、という行動心理だった。

そこで、“なくなってしまいそうな古い飲食店グルメ”を「絶メシ」と名付け、その魅力を紹介する初のローカルグルメサービス「絶メシリスト」を群馬県高崎市、福岡県柳川市、石川県の3都市にて展開。

「絶メシ」は地方が抱える個人店廃業問題への新たな取り組みとして、全国のメディアで取り上げられ、多くの人々が古い飲食店へともう1度足を運ぶようになり、地方のまちが再び活気を取り戻はじめている。

成果としては、PR効果は、累計30億円以上、絶メシ掲載店の売上げは、平均30%増加した。

さらには書籍化や地上波ドラマ化もされ、地方自治体・旅行/交通系などの様々な絶メシプロジェクトが進行中。

 

「住民との共創」で、衰退していた団地の未来を変えていく。「茶山台団地」再生プロジェクト
大阪府住宅供給公社
株式会社 オズマピーアール

 

受賞理由

昭和45年に、大阪府堺市に建てられた「茶山台団地」は、全戸(約1,000戸)が満室の時期もあったが年月が経ち、若者離れが進み、住民が年々減少。住民の高齢化や空き室も問題になりました。

高齢化して衰退しつつある団地の再生という全国的な社会課題を、住民との共創マーケティングでなしとげた。

その例として、ユニークなリノベーションとして2世帯部屋をつなげた「ニコイチ」、高齢者や働く主婦へ小分けのおかずを提供する「やまわけキッチン」共同食堂、地元の農産物を広場で販売する「ちゃやマルシェ」など住民同士の交流の場が生まれた。

賃貸団地の概念を超えた様々な新価値創造を、住民のリアルニーズ発で実現した。

 

みんなで考える桃太郎 ~新聞広告から生まれた中学校の道徳授業~
一般社団法人Think the Earth

 

受賞理由

2019年、中学校の道徳が必修化された。国は「考え、議論する道徳」という方針を立てたが、教科書改定や指導方針が精緻化されておらず先生たちが混乱していた。

一般社団法人Think the Earthは、2014年に話題となった新聞広告「ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました。」が、新しい道徳教育の指針になると教育現場で再度話題になったことに注目。制作したクリエイターと中学校教師をつなげ、ワークショップ型道徳授業「みんなで考える桃太郎」を制作した。

授業は、50×3コマで、先生のための指導要領作成はもちろん、「登場人物サイコロ」「場面選択シート」などのクリエイティブツールを独自開発。桃太郎生誕の地岡山ではじまった授業は、全国へと広がり、東京都港区では教育委員会のカルキュラムとなった。

一般社団法人、広告会社、教育機関の3社の協業からうまれたSDGsのひとつのモデルケースである。

 

 

日本マーケティング大賞 地域賞
選考基準
優れたマーケティング・プロジェクトであることに加えて、経営資源が地域にあること、地域活性化に資すること、地域の特徴を活かした事業であることが条件。日本マーケティング協会の関西、九州、北海道支部でそれぞれ選考し、実行委員会・選考委員会が承認する。

アドベンチャーワールド循環型パークを⽬指したSDGsの取り組み
株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)/関西地区

 

受賞理由

株式会社アワーズ(アドベンチャーワールド)は、「こころでときを創るSmileカンパニー」を企業理念として、循環型パークを目指し、SDGsへの取り組みを行なっている。テーマパークとして動物たちとのふれあいやエンターテイメントなどの活動を通じて、人々のSmileを創造し、「笑顔あふれる明るい豊かな社会の実現」に寄与している。

SDGsが目標とする「持続可能な社会の実現」に共感し、2019年よりSDGsに積極的に取り組むようになる。

従来から行っていた希少動物の保護繁殖、パンダの主食である竹の食べ残しの有効活用、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX」の導入するなど環境問題にも取り組んでいる。また子育て世代が活躍できるよう企業内保育園の開園、障がいのある子どもとその家族をパークに招待する「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」開催など、すべての人が楽しむことができるより良い社会を、未来の子どもたちに贈り継ぐ「循環型パーク」づくりに取り組んでいる。

 

佐賀海苔を代表とする、県産品PRプロジェクト「あさご藩」
佐賀県/九州地区

 

受賞理由

佐賀県は豊穣な干潟で有名な有明海で養殖される海苔や呼子のイカなどの水産物、肥沃な佐賀平野でとれる米や野菜、佐賀牛などの農産物や畜産物など一次産品の生産が、県の重要な産業基盤として形成されている。

その佐賀県において、2016年度から4年間に渡り実施された県産品のPRプロジェクトが、本事業である「あさご藩」プロジェクトである。

これは、素材の良さが伝わりやすい”朝ごはん”にふさわしい海苔や米、野菜などの県産品を集め、それらを主役にした「あさご藩」という架空の藩を設定し、その「あさご藩」というブランドフレームの中で、海苔を中心に様々な県産品のPRを行ってきた。

展開のコンセプトとしては以下の3点が挙げられる。

1.県産品を”朝ごはん”というテーマで売り込むことで、より人々の生活に密着した利用シーンの訴求が可能

2.佐賀の歴史性(元々明治維新の立役者である肥前国であり”武士道”が記された土地柄でもある)を活かす設定で、佐賀そのものの魅力創出に繋げる

3.”朝食”の推奨という、社会への提言を盛り込むことで、社会性を踏まえた文脈を構築

最初の年である2016年度より、WEBサイトやWEBムービーの公開などPRを始め、2017年度からは海苔を中心にしたプロモーション「世界初の海苔でできたチラシ=海苔コミチラシ」などを展開。2018年度からは九州佐賀国際空港に、「みやげ話」などがプリントされた海苔を販売する「佐賀海苔の自販機」を設置するなどし、県内外で高い話題性を獲得した。

 

One Hokkaido Project ~北海道内テレビ6局合同プロジェクト~
One Hokkaido Project実行委員会/北海道地区

 

受賞理由

北海道内のテレビ6局(NHK札幌放送局、北海道放送、札幌テレビ放送、北海道テレビ、北海道文化放送、テレビ北海道)は、北海道命名150年を迎えた記念すべき年に、新たな北海道の歌「私たちの道」の制作と、6局合同制作番組「みんなで道フェス!2019」(2019年2月23日放送)のサイマル放送(同内容・同時生放送)を実施した。

プロジェクトのコンセプトは「伝えていこう」。北海道のローカルテレビ局がこれまでに地域で果たしてきた大きな役割は、地域の情報発信だ。ローカルテレビ局は、今までもこれからも、北海道の未来を見据え、そこで暮らす人々の幸せを願い、地域の今を伝え続ける役割を担っていく。「ずっと守っていきたい北海道の自然環境」「いつまでも忘れてほしくない北海道の歴史」「未来へと継承していきたい北海道の伝統や文化」など、その想いを歌にして、番組にして、道民のみなさんと一緒に未来へ伝えていくプロジェクトを展開した。

スポンサーメリットとして、6局同時放送の番組に提供することにより、個別の番組提供よりも効率の良い訴求が可能になった他、「私たちの道」をプロモーションに使用する協賛社もあり、番組内の展開に留まらない新たなマーケティングの形を示すことが出来た。

 

第12回日本マーケティング大賞 概要

『日本マーケティング大賞』は、厳しい経済環境の中でも、企業・自治体・団体等の組織における新しいマーケティングやコミュニケーションの手法、もしくはビジネスモデルの開発を積極的に促すことで、消費者の生活の向上と経済・社会の活性化に資する活動を奨励し、マーケティングのプレステージを高めることを目的として2007年に発表、第1回は2009年より実施されました。12回目となる本年は、日本の市場が成熟化する中で、成長につながる創意工夫が凝らされたプロジェクトが多くエントリー、厳選な審査の中から上記が選出されました。
対象活動
社会に新しく需要を喚起、あるいは市場を再活性した優れたマーケティング活動

<対象活動の具体例>
  • a 新たにマーケティングの概念を取り入れた企業やNPO、自治体等の活動
  • b 新しい価値の提案やトレンドを生み出した活動
  • c 生活者・社会との共存・共生/社会的課題の解決に貢献した活動
  • d 社内外、産・官・学とのコラボレーションを取り入れた活動、または生活者との共創
  • e BtoBビジネスや専門市場におけるマーケティングとして際立った活動
  • f グローバル市場で成果のあった活動
  • g マーケティングによりブレイクスルーをもたらした活動
  • h オリジナルな新しいビジネスモデルの構築
  • i 規模が小さくても、キラリと光る活動
  • j 地域特性を活かしたマーケティング活動
  • k 上記以外でも、今年を象徴するに値する新鮮な戦略提案(マーケティング提案)
対象範囲
日本市場における企業・団体・組織の活動、および日本法人の海外市場での活動
(自治体、NPO、大学・病院なども含む)
対象期間
2019年1月1日から2020年1月31日までの企業・自治体・団体の活動
推薦資格
日本マーケティング協会会員および日本マーケティング学会会員(自薦・他薦を含む)
審査方法
選考委員により、推薦資料を基に追加情報を含めて討議を実施し、選定
審査結果
2020年6月19日(金) 「日本マーケティング大賞 表彰式」にて各賞贈呈
選考委員
「日本マーケティング大賞」選考委員会(産業界・学界から17委員)
選考委員長:安部 順一(読売新聞東京本社常務取締役 広告局長)
主  催
公益社団法人 日本マーケティング協会
協  力
日本マーケティング学会
後  援
経済産業省

 

 

2019.10月現在

(敬称略)

 

実行委員長 藤重 貞慶 JMA会長(ライオン㈱ 相談役)
実行副委員長 内田 和成 JMA理事長(早稲田大学大学院 経営管理研究科 教授)
委 員 石井 直 JMA副会長(㈱電通 会長(顧問))
石原 進 JMA副会長(九州旅客鉄道㈱ 相談役)
村田 正敏 JMA副会長(北海道新聞社 前代表取締役会長) 
八木 隆史 JMA副会長(㈱電通 執行役員 関西支社長) 
高石 一朝 JMA専務理事

 

選考委員長 安部 順一 読売新聞東京本社 常務取締役広告局長(新任)
選考副委員長 杉田 浩章 ボストンコンサルティンググループ 日本代表(新任)

委 員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恩藏  直人 早稲田大学 商学学術院 教授
古川 一郎 武蔵野大学 経済学部 教授
杉谷 陽子 上智大学 経済学部 経営学科長(新任)
萩原 一平 ㈱NTTデータ経営研究所 研究理事(新任)
奥野 圭 ㈱オリエンタルランド マーケティング本部 マーケティングコミュニケーション部長(新任)
湯藤 久美子 花王㈱ マーケティング開発室 室長(JMA理事)
林 信貴 ㈱電通 執行役員(新任)
矢野 敦子 日本生活協同組合連合会 ブランド戦略本部 マーケティング部長(新任)
岩﨑 拓 ㈱博報堂 執行役員【JMA理事】(新任)
岡山 晃久 パナソニック㈱ コンシューマーマーケティングジャパン本部 コミュニケーション部 部長【JMA理事】(新任)
福田 裕一朗 毎日新聞社 営業総本部 総務(新任)
矢代 卓 ㈱マガジハウス 広告局 局長
赤金 重幸 読売新聞東京本社 広告局次長
松本 道夫 ライオン㈱ コンシューマーナレッジセンター 部長(新任)
鈴木 由美子 ㈱ロッテ ロッテノベーション本部 マーケティング部 宣伝担当部長(新任)

 

運営事務局 服部 峰郎 日本マーケティング協会 事務局長
白根 有一 日本マーケティング協会 研究開発局 エグゼクティブコンサルタント
河西 章宏 日本マーケティング協会 関西支部 事務局長
水戸 信之 日本マーケティング協会 関西支部 エグゼクティブマネージャー
竹原 聖人 日本マーケティング協会 研究開発局 シニアコンサルタント
大坪 満 日本マーケティング協会 九州支部 事務局長
梶原 仁 日本マーケティング協会 北海道支部 事務局長
伊藤 梓沙 日本マーケティング協会 業務推進局

 


本年度のテーマは「新しい社会のマーケティング」です。

新型コロナウイルスの影響により社会の流れが大きく変化している今、 そのような新しい社会の流れに合わせたマーケティングを実現させたい、という思いが込められています。

★2020年関東学生マーケティング大会運営委員:立教大学 高岡ゼミナール


2021年度のスケジュール

開 会 式...日時: 6月12日 (土) 13:00~17:30 方 法:オンライン

中間発表...日時:9月11日 (土) 13:00~17:30 方 法:オンライン

最終発表...日時:11月27日 (土) 08:50~19:00 方 法:オンライン

 

2021 関東学生マーケティング大会参加大学、ゼミ

13大学 18ゼミナール
 喜悦大学 内海ゼミ  喜悦大学 國田ゼミ
 慶應義塾大学 里村ゼミ  慶應義塾大学 清水ゼミ
 専修大学 八島ゼミ  専修大学 奥瀬ゼミ
 中央大学 久保ゼミ  東京経済大学 森岡ゼミ
 東洋大学 石田ゼミ  法政大学 竹内ゼミ
 明治大学 水野ゼミ  明治学院大学 赤松ゼミ
 横浜国立大学 鶴見ゼミ  横浜国立大学 寺本ゼミ
 立教大学 有馬ゼミ  立教大学 高岡ゼミ
 早稲田大学 久保ゼミ  早稲田大学 守口ゼミ

2020 年度関東学生マーケティング大会結果

利用規約
次の関東学生マーケティング大会の論文、発表資料の権利は著作者にあります。
参考として使用されるものとし、本資料のいかなる部分についても著作者の事前の承諾を得ずに、引用・複製、あるいは配布してはならないものとします。

 
総合部門

 

総合第1位

早稲田大学 守口ゼミ 4班  総合賞 論文賞
スクリーンショットが購買行動に与える影響とその要因の解明
-カメラロールに消えるビジネスチャンス-

 

総合第2位

横浜国立大学 寺本ゼミ 1班  総合賞 論文賞
「ポチらない」から「ポチる」へ
-EC サイトの購買プロセスにおける躊躇とその要因の解明-

 

総合第3位

早稲田大学 守口ゼミ 1班  総合賞 リサーチ賞
商品話者広告が消費者の商品選好に与える影響とその要因の解明

論文部門

 

論文第1位

横浜国立大学 寺本ゼミ 1班  総合賞 論文賞
「ポチらない」から「ポチる」へ
-EC サイトの購買プロセスにおける躊躇とその要因の解明-

 

論文第2位

早稲田大学 守口ゼミ 4班  総合賞 論文賞
スクリーンショットが購買行動に与える影響とその要因の解明
-カメラロールに消えるビジネスチャンス-

 

論文第3位

早稲田大学 守口ゼミ 2班  論文賞 リサーチ賞
ビデオ接客が消費者の接客に対する満足度に与える影響とその要因の解明
-画面ごしからいらっしゃいませ-

 

リサーチ第1位

早稲田大学 守口ゼミ 1班  総合賞 リサーチ賞
商品話者広告が消費者の商品選好に与える影響とその要因の解明

 

リサーチ第2位

立教大学 高岡ゼミ 4班  リサーチ賞
時間圧力下における消費者行動のメカニズムの解明
-知覚リスクの観点から-

 

リサーチ第3位

早稲田大学 守口ゼミ 2班  論文賞 リサーチ賞
ビデオ接客が消費者の接客に対する満足度に与える影響とその要因の解明
-画面ごしからいらっしゃいませ-

プレゼン部門

 

プレゼン第1位

慶應義塾大学 清水ゼミ 3班  プレゼン賞
「応援消費」の実施・継続意向に影響を与える諸要因の解明

 

プレゼン第2位

立教大学 高岡ゼミ 2班  プレゼン賞
広告記憶度が高まる時間帯とは
-広告における時間帯と記憶の関係性の解明-

 

プレゼン第3位

立教大学 高岡ゼミ 3班  プレゼン賞
ARコマースが購買行動に与える影響とメカニズムの解明
-商品試用に着目して-