マーケティングとコミュニケーションの ネクストトレンド <BR>~デジタルとブランドの近未来を予想する~
日経広告研究所が活動してきた50年間を振り返って、広告・マーケティングに起こった最も大きな変化のひとつは、デジタルテクノロジーがもたらした情報環境の変化と、それによってもたらされた生活者の行動の変化でしょう。またこうしたデジタルテクノロジーは広告とマーケティングのあり方を大きく変化させました。
にもかかわらず、デジタルマーケティングの実務に携わる人々の多くは、かつてと同じように、経営者の理解不足を嘆き、他部署との連携に苦しんでいるようです。広告・マーケティングを展開する企業がデジタルマーケティングの専門部署を創り、その部署の人々に任せているだけでは、生活者と企業との間のギャップは埋まるどころが、むしろ開いているようです。
広告・マーケティングを展開する企業がこのギャップを埋めるためには、次に来る本質的な変化を見極め続けるとともに、変化に対応しやすいように自らの発想や意思決定の仕方を変えること-たとえば、新しい取り組みを奨励・支援する文化や組織構造、ある程度失敗することを前提としたデータに基づくリスク管理や学習、それらの醸成を推進するリーダーシップ-が求められているのではないでしょうか。
本シンポジウムでは、マーケティングを俯瞰する研究者とデジタルマーケティングの最前線で活躍する実務家を迎え、デジタルテクノロジーがマーケティングを次にどのように変えるかを描き、それに対応できる広告・マーケティング企業における発想と意思決定の仕方を探ります。
にもかかわらず、デジタルマーケティングの実務に携わる人々の多くは、かつてと同じように、経営者の理解不足を嘆き、他部署との連携に苦しんでいるようです。広告・マーケティングを展開する企業がデジタルマーケティングの専門部署を創り、その部署の人々に任せているだけでは、生活者と企業との間のギャップは埋まるどころが、むしろ開いているようです。
広告・マーケティングを展開する企業がこのギャップを埋めるためには、次に来る本質的な変化を見極め続けるとともに、変化に対応しやすいように自らの発想や意思決定の仕方を変えること-たとえば、新しい取り組みを奨励・支援する文化や組織構造、ある程度失敗することを前提としたデータに基づくリスク管理や学習、それらの醸成を推進するリーダーシップ-が求められているのではないでしょうか。
本シンポジウムでは、マーケティングを俯瞰する研究者とデジタルマーケティングの最前線で活躍する実務家を迎え、デジタルテクノロジーがマーケティングを次にどのように変えるかを描き、それに対応できる広告・マーケティング企業における発想と意思決定の仕方を探ります。
イベントアウトライン 14:00~17:30
マーケティングとコミュニケーションのネクストトレンド ~デジタルとブランドの近未来を予想する~ |
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14:00 - 14:40 |
「統合ブランド戦略とは」 ◆統合ブランド戦略の考え方の基本とは ◆ブランディング成功企業に学ぶブランディング ◆デジタル時代にブランド戦略をどう考えたらよいのか 田中 洋氏 中央大学 大学院戦略経営研究科教授 たなか・ひろし
1951年生まれ。京都大学博士(経済学)。日本マーケティング学会会長。マーケティング論専攻。 ㈱電通マーケティングディレクター、法政大学経営学部教授、コロンビア大学研究員などを経て、2008年より現職。社会人のためのビジネススクールでマーケティングの教鞭を執る。 『ブランド戦略論』(有斐閣、2017年12 月刊行予定)、『ネットビジネス・ケースブック』(共著、2017)、『現代広告論』(共著、2017)など約20冊の著作がある。 日本広告学会賞(3回)、中央大学学術研究奨励賞、日本マーケティング学会ベストペーパー賞、東京広告協会白川忍賞などを受賞。 |
14:40 - 15:20 |
「“個”客が企業を変える」 ◆これからのユーザーとの付き合い方「デジタルマーケティング」 ◆複雑化する企業と消費者の接点「オムニチャネル」 ◆いったい何が変わったのか「デジタルへのシフト」 ◆自社の未来をイメージする「流通・小売オムニチャネル」 石黒 不二代氏 ネットイヤーグループ 代表取締役社長 兼 CEO いしぐろ・ふじよ
名古屋大学経済学部卒業。米スタンフォード大学MBA取得。 ブラザー工業にて海外向けマーケティング、スワロフスキー・ジャパンにて新規事業担当のマネージャーを務めた後、シリコンバレーでハイテク系コンサルティング会社を設立。YahooやNetscape, Sony, Panasonicなどを顧客とし日米間のアライアンスや技術移転等に従事。1999年にネットイヤーグループのMBOに参画し、2000年より現職。 近年は、内閣官房の「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部」、経済産業省の「産業構造審議会」、内閣府の「選択する未来」委員会や外務省の「日米経済研究会2016」などの公職も務めている。 |
15:20 - 16:00 |
「マクドナルドはマーケティング変革をいかに成し遂げたのか」 ◆マクドナルドのマーケティングは何が変わったのか? ◆どのようにして変革したのか? 足立 光氏 日本マクドナルド 上席執行役員 マーケティング本部長 あだち・ひかる
P&Gジャパン、戦略コンサルティングファームを経て、独ヘンケルグループに属するシュワルツコフヘンケルに転身。2005年同社社長に就任。2007年から同じヘンケルグループのシュワルツコフ プロフェッショナル事業の日本代表を兼任し、2011年からはヘンケルグループのコスメティック事業の北東・東南アジア全体を統括。ワールド執行役員国際本部長を経て、2015年より現職。 一橋大学商学部卒業。2016年「Web人賞」受賞。 |
16:00 - 16:15 |
休憩 |
16:15- 17:30 |
「デジタルテクノロジーはマーケティング・広告を パネリスト 田中 洋氏 中央大学 石黒 不二代氏 ネットイヤーグループ 足立 光氏 日本マクドナルド モデレーター 及川 直彦氏 APT(アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ・インク) おいかわ・なおひこ
慶応義塾大学文学部卒、早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。 電通、ネットイヤーグループ、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、電通コンサルティングを創業し、数多くの企業の成長戦略立案、新規事業開発、マーケティング戦略立案、チャネル戦略立案を支援してきた。 2013年10月よりAPT(アプライド・プレディクティブ・テクノロジーズ)に参加し、同社のシニアバイスプレジデントとして、米国で活用が進んでいるエビデンス・ベースの予測分析を活用した意思決定の精度の向上と利益改善のアプローチ」を、日本の企業に提供している。 2016年10月より名古屋商科大学の客員教授としてマーケティング戦略の講義も行っている。 |
イベント詳細
開催日時 | 2017年12月19日 14:00 |
終了時間 | 2017年12月19日 17:30 |
定 員 | 無制限 |
参加費 | 一般:¥43,200<br />会員:¥21,600<BR>会員割引適用にはログインが必要です。<br>JMA会員登録がまだの方は<BR>https://www.jma2-jp.org/jmamember<BR>よりご登録をしてください。<br>会員社の確認は下記よりご確認いただけます。<BR>https://www.jma2-jp.org/jma/aboutjma/member |